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平成22年第 7回定例会(第3日目 6月10日)

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  1. 八頭町議会 2010-06-10
    平成22年第 7回定例会(第3日目 6月10日)


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    平成22年第 7回定例会(第3日目 6月10日)         平成22年第7回八頭町議会定例会 会議録 (第3号)   招集年月日  平成22年6月10日 招集の場所  八頭町議会議場 開   会  平成22年6月10日午前9時30分宣告        (第3日) 応招議員    1番 小倉 一博   2番 谷本 正敏   3番 桑村 和夫    4番 小林 久幸   5番 下田 敏夫   6番 川西 末男    7番 矢部 博祥   8番 栄田 秀之   9番 池本  強   10番 髙橋信一郎  11番 岡嶋 正広  12番 川西  聡   13番 河村 久雄  14番 前土居一泰  15番 谷口美佐子   16番 西尾 節子  17番 山本 弘敏  18番 森山大四郎 不応招議員    なし 出席議員  応招議員に同じ 欠席議員  不応招議員に同じ
    地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町  長   平木 誠  副 町 長   井山愛治  教 育 長   西山淳夫  総務課長   吉田英人  船岡支所長   山根貴和  八東支所長   西川孝行  税務課長   岸本博伸  企画課長    薮田邦彦  福祉環境課長  勝原宣則  保健課長   小林 孝  産業観光課長  小林孝規  建設課長    野崎正実  地籍調査課長 平木章治  会計管理者   土橋芳子  人権推進課長 植木俊明  教育委員会事務局次長                       前田 健  農業委員会事務局長         前田康博  男女共同参画センター所長         林 仁美  選挙管理委員会委員長         石谷正紀 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長 山本政明   主任   寺坂武文 議事日程   別紙のとおり 会議録署名議員    4番 小林久幸議員    5番 下田敏夫議員               議 事 日 程 (第3号)                 平成22年6月10日(木)午前9時30分開議 日程 第 1 一 般 質 問 議事の経過 ◎開会宣告                    (午前9時30分) ○議 長(森山大四郎君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は18名でございます。  定足数に達しておりますので、これから6月9日に引き続き本日の会議を開きます。 ◎議事日程の報告 ○議 長(森山大四郎君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ◎一般質問  日程第1 一般質問を行います。  今期定例会に16番、西尾節子議員、7番、矢部博祥議員、9番、池本 強議員、14番、前土居一泰議員、11番、岡嶋正広議員、13番、河村久雄議員、1番、小倉一博議員、12番、川西 聡議員、5番、下田敏夫議員、8番、栄田秀之議員、15番、谷口美佐子議員から通告がなされておりますので、通告順に質問を許します。  なお、本日は16番、7番、9番、14番、11番、13番の6名に行っていただきます。  それでは、16番、西尾節子議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎西尾節子議員質問 ○16番(西尾節子さん) おはようございます。  それでは、議長のお許しを得ましたので、通告しておりました大きな2問につきまして質問いたします。  初めに、町行政の推進について。3月の定例会では、職員の給与改正が議員の賛成多数で可決し、大多数の皆さんが給与アップにつながったであろうと思います。しかし、町民の皆さんは賛成しない人のほうが多いように思います。  そこで、しっかり仕事をしてほしいというのが私の願いです。町民と話したり、報道を見たり聞いたりした中で、町行政を効率的に、あるいはかゆいところに手が届くように進めれば、町民の理解も得られるのではないかと思います。小さなことを拾って私見を述べて、町長の御所見を伺います。  初めに一つとして、職員の仕事内容と働く姿勢について。過去に同僚議員から、専門的技術を持った職員が必要というような一般質問がありました。県には専門的な技術を持った職員がいるわけですから、人事交流をしてはどうかと思うのですが、いかがでしょうか。  二つ目は、プロジェクトチームをつくっての事業推進について。一つの課にとらわれず、数人でチームをつくって推進を考えてはどうかと思うのです。各課の事務分担表をコピーしていただきました。文書取り扱い主任ISO担当委員人権研修担当委員男女共同参画担当委員セクシュアルハラスメント防止推進委員例規システム担当委員行政改革担当委員等、まさにこの方法だと思うんですが、私ども議員・町民には余り見えないのです。  課題をこういうふうに各課からいろんな方が出て、解決する方法というのを考えたらどうかという思いなんです。  3番目に、消費者相談室の設置を考えてはどうかということです。平成20年の9月議会で、滋賀県野洲市の優良事例をここで述べました。県内では現在、4市と北栄町が担当者を決めていると聞きました。本町でも主査級の人か、あるいは補佐級の人か、そういう人の中で養成して、とりあえず担当でもつくったらと思うんですが、どうでしょうか。  4番目に、町内の防犯灯を点検してみてはどうかと思います。3月議会でも要望などありましたが、ほかでも中・高校生の通学に暗いところがあると思うんです。点検してみる必要があると思うのですが、いかがでしょうか。  例えば、通り谷、国道29号線、大御門、安部の辺の人も多少は自転車通学があると思われます。そういうことも、国道の暗いところをどうするかということも御所見を伺いたいと思います。  5番目に、地域福祉計画についてです。地域福祉活動計画というのが、社会福祉協議会から配布されました。町の計画、つまりそのもとになる計画がないように感じ、県の関係課に電話してみましたところ、八頭町の福祉計画はまだ提出されていない。県下で5町村の未提出があるそうですが、その中の一つだそうです。本年度中に提出予定だということだそうですが、町と社福との関係はどうなっているかお伺いいたします。  6番目に、子宮頸がんの予防接種について。5月に入ってから、隣の若桜町とか関東のほうで、予防接種を全額行政が出して進めるという報道があったように思います。善は急げというふうに思いますが、本町でも取り組むべきだと思いますが、いかがでしょうか。  これにつきましては、後で大きな項目で上げてる同僚議員がありますので、私のは簡単で結構です。  7番目に菜の花プロジェクトの推進についてですが、郡家給食センターのエコ給食車の発車式でいただいた資料に、菜の花プロジェクトと書いてありました。いつ、どこでこういう話が上がってきたのか全く見えませんが、取り組むのであれば、町民を巻き込んだ対話が必要だと思うのですが、どうでしょうか。  8番目に、私都中央線、どういう言葉が適切かわかりませんが、とりあえずきれいなと書きましたが、完全な開通はいつになるんでしょうか。1カ所未完成なところがあって、ここがちゃんとできないと開通と言えないように思うんですが、これは私都方面、特に町民の願いだと思いますので、町長の御所見を伺います。  以上、8項目につきましてお願いいたします。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) おはようございます。  きょうから一般質問ということでございます。緊張しております。  それでは、16番、西尾議員の一般質問に対しましてお答えしたいと思います。項目が8項目ということでございます。  初めに、町行政の推進の中での専門職員の人事交流はということでございます。過去にも一般質問で同じような質問をされたわけですけども、町としては、今現在では町単独で専門職をというふうなことは、現在考えてはおりません。  智頭町の例が出ておりますが、これは町が森林セラピーということで、農林技師さんを県のほうから2年間派遣さられて、給料は智頭町で持ちますと。若桜もしておられまして、ことしが3年目です。これも農林技師の方です。若桜の場合は、森林組合が存在しておりましたけど、存在してなかったわけでありまして、町みずから直営で森林行政をやっておられた関係ではないかなというふうに思っております。これも若桜町負担であります。  八頭町としましても、以前、保健師どおしの交流はどうだろうかというのが、県からお誘いがありましたけれども、合併間際でございましたし、まだ町内の保健業務のほうが優先するということで、お断りした経緯もございます。  町といたしましても、県のほうに職員を派遣をいたしましたが、これは町が給料を持って派遣をさせてもらったところでありまして、相互派遣となりますと、なかなか県とされても難しいんじゃないかなと思います。現在、事務的に税務関係とか専門的な部分におきましては、併任辞令ということで、県と町とでそれぞれ職員が交流する中で、事を進ませていただいております。  土木関係というのは、経験をもとにそれぞれ先輩から後輩に伝えてもらって、土木研修を受ける中で土木積算事務、またそういう部分の技術とかは、それぞれ研修機関、また個人の努力によってやっておりますし、水道・下水もあわせまして、必要なものは職員研修、資格試験も取ってもらっております。  教育委員会のほうにおきましても教育主事ということで、それぞれ派遣をさせてもらい、職員を養成をしているところでございます。御理解を賜りたいと思います。  それから、課にとらわれずプロジェクトチームをつくって事業推進をということでございます。そういう意味では、おっしゃるとおりのことでございまして、今でも郡家駅前の活性化につきましては、それぞれ複数の課でプロジェクトを立ち上げておりますし、また、昨年から関西事務所に所長を置きまして活動しておりますが、これのバックアップとしては、八頭町全体でそれぞれ持ち場を決めまして、支援をする体制を整えております。  そういう部分で、八頭郡の中でも郡として、そういう部分があれば戦略会議の中で一緒に考えていこうというふうなことをやっておりますし、例えば、若桜鉄道でも上下分離は若桜町と一緒にプロジェクトでやっていただきました。  今回も保育所の適正配置の関係がございますが、答申をいただく中で、審議会で、町としてのプロジェクトを全課にわたりまして立ち上げておりまして、今、議論が最終局面を迎えまして、きのう私のほうに報告書がまいったところであります。  そういうことでございまして、必要な部分はそういう部分でやらしていただいているということで御理解を賜りたいと思います。  それから、3点目の消費者相談の設置についてでございます。これにつきましては、昨年4月から企画課内に設置をしておりまして、町報やホームページ、防災行政無線による啓発等もやらせていただいております。  また、消費生活相談は、架空請求はがき等々の簡単な物から多重債務というふうなことまで、弁護士さん等々に救済を求めるのがございますけれども、専門的な知識が必要だというふうに思います。  八頭町におけます平成21年度の相談件数は、町で受けたものが6件でありますし、県のほうで受けていただいて、八頭町の方の該当だというのが83件というふうに把握をしております。そういう部分で、単町で専任の専門職員を配置することは困難だろうというふうに思っております。  昨年制定されました消費者安全法で、消費生活センターの設置が市町村の努力義務とされました。現在、専門の消費生活相談員による相談業務の共同処理、民間委託について、鳥取県内ブロック別の協議会が開催されておりまして、東・中・西ですね、広域的な見地での窓口設置を今検討しておるところでありまして、将来的には専門性を持った窓口として、また、町民の方に、住民の方に身近な窓口として、その機能を充実していくべきというふうに考えております。  それから、4点目の通学路の防犯灯のことでございますが、児童・生徒の通学路の防犯灯の設置につきましては、PTA、また郡家警察署のほうからも要請、改善が出ております。そういう部分で、早急にこの部分の安全対策というのはしていきたいと思います。  当然、ありましたように、国道につきましてもそういう部分が入っておりまして、町としてできる範囲、国交省にお願いする範囲があるとは思いますけれども、これにつきましてもあわせまして進めてまいりたいと思います。  それから、5点目の地域福祉活動計画が配布されて、社会福祉協議会からですね、出されておりますが、町との関係はということでございます。  社会福祉協議会では、少子・高齢化が進み、隣近所や人間関係が希薄になり、孤独死、認知症高齢者の行方不明の方など、身の周りの中で現実となって、地域おいて起きております。そういう部分で、町民一人一人が自主的に福祉活動を実践し、だれもが安心して暮らせる社会をつくっていこうということで、親切丁寧、思いやりをキーワードに、地域福祉活動の計画をこの4月に策定されました。八頭サンプランでございます。  そういう部分で、計画策定の段階から、町側としても策定委員として保健課長が参画しまして、町の福祉行政との関係調整を行いまして、町側の見解も盛り込んでいただいております。  あわせまして、県下でまだの町村があるということでございましたが、八頭町の地域福祉計画につきましては、現在、素案作成の段階でございますが、総合計画にも掲げておりますように、平成22年度内を目途に策定をしたいと思います。  次に、6点目の子宮頸がんの予防接種でございます。ありましたように、子宮頸がんは、ヒトパピローマというウイルスが原因であると言われております。女性のうち9割の方は、感染しても自然消滅するということですが、1割の方はウイルスを保有し続け、10年ほどの潜伏期間を得てがんへ進行するのではないかと言われております。  西尾議員の御指摘のとおり、新聞報道などによりますと、予防ワクチンを進めている自治体がふえてまいりました。県内でも伯耆町が半額、若桜町は5,000円、1回ですね。1回1万5,000円か2万円するようですが、しておられます。全国でもインターネットで見させていただきますと、実施は20団体、これからの予定が22団体ぐらあるというふうに思っております。  話は少し横にそれますけども、本町でこの4月から小・中学生まで対象にさせていただきました子育て医療助成でございます。これにつきましても、来年からは県のほうも小・中まで全額助成ということでありますので、応分の負担の2分の1が町に来るということでございまして、これも全額という表示に切りかえさせていただき、予算的にはことしの予算ぐらいで間に合うんじゃないかなと思っております。  子宮頸がんを防ぐには、予防ということがありますし、検診ということもあるわけでございまして、今後とも国のほうがそういう部分で手厚い施策を打ち出してもらいたいなとは思いますが、昨年から解禁になりました接種事業でございます。町といたしましても、関係機関といいますか、東部医師会、また、関係されます子供さんを持っておられます方とか、いろんな面でまだ話はしておりません。そういう部分で、西尾議員は幾ら補助ということを思っておられるのかよくわかりませんが、するとすればことしかなというふうには思っております。  それから、7点目の菜の花プロジェクトの推進はということですが、先般の郡家給食センターでのバイオディーゼル燃料を使った記念式典には、各議員、御列席いただきまして、大変ありがとうございました。  そういう部分でございますが、これは環境大学のほうが、菜の花プロジェクトという中で、バイオディーゼルの取り組みをするというふうなことで、JAさんと協定されたり、トスクさんと協定されたりしてやっておられることでございまして、町の事業というわけではございません。  町としても、環境大と協定を結んでおりますので、そういう部分での実現が今はできたのかなというふうに思っておりまして、今後そういう方向性で町としても考えてまいりたいというふうに思います。  それから、8番目の私都中央線の未改良区間ですが、国道タッチの部分がようやく完成をいたしました。一部できないところにつきましては、用地交渉がなかなか進まないというところでございまして、ここの一部ということになりますので、改めてお願いには行ってみたいというふうに思います。  以上でとりあえずの答弁とさせていただきます。 ○議 長(森山大四郎君) 西尾議員。 ○16番(西尾節子さん) 大変小さなものをたくさん上げましたので、一度の回答で満足したものもありますし、まだというものがありますので、もう少し詰めたいと思います。
     職員の仕事内容と働く姿勢についてということは、ちょっと専門の人を入れたほうがいいなという思いがあったので、必要ならば、そういう県の技術者を借りるというか、交換するのがいいじゃないかというふうな新聞の異動表を見まして思ったわけですが、現在のところ余り必要のないという返答でございました。  働く姿勢についてということが、ちょっと意味がありまして、仕事内容は分担表を見ましてもちゃんときちんとできて、2人でやるというふうに読み取れますね、1件が主査と副主査というふうに分けてあるんだなというふうには思いましたが、一つ、町民から複数の議員が聞いてることですが、八頭町に相談に行っても、さっと返事が返ってこなくて、ある課に聞いたら、あっちへ行け、こっちへ行けとたらい回しにされたということがありました。  そして、同じように相談に県に行きましたら、隣の辺の課に電話して、何人か人を集めてもらって協議してもらって、補助金でしたが、こういう補助金がありますよという、親切にしてくれたと。  そして、補助金が県の補助金があっても町が窓口ですから、町に帰ってきて手続をお願いしたところ、私がするですかというふうな返事が返ってきたと。えらい県と町と違いがあるというふうなことを町民の方から聞きました。これは何人も聞いておることですから、間違いなと思いますが、そういうふうな姿勢ですね。町民に対しての姿勢が、もう少し足りないんじゃないかということも込めて言いたかったわけです。  仕事内容の分担につきましては、よくできているかもわかりませんが、質問に対する答える姿勢というのを、もうちょっと学習するというか、研修するというか、そういうことが必要ではないかというふうに思いますが、もう一度お願いします。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。どうぞ。 ○町 長(平木 誠君) 何人も複数の方が、そういうことがあったということでございます。事例は何回かはわかりませんが、ほとんどの職員は、相手の気持ちに立って話を聞かせていただいて、それぞれ対応はさせていただいていると思います。もし、これが本当でしたらですね。できれば、名前を後で聞かせていただいて。本当ですよ。全部、苦情が上がってきて、それぞれの対応をさせてもらわないと、全体に広げておりましても効果はありません。やっぱり、自覚を持ってもらうには、本人にきちっと伝えなくてはならないというふうに私思います。そういうことがあるようでしたら、大変申しわけないというふうに思っておるところであります。  やはり町民の皆さんがあっての役場ですから、そういう気持ちというのは、コミュニケーション、相手の立場に立ってやっぱり仕事をしていかないといけないというのが一番の基本であります。だから、徹底していないということになれば、我々、指導者、上司が指導能力がないとみなされても仕方がないというふうには思います。 ○議 長(森山大四郎君) 西尾議員。 ○16番(西尾節子さん) 細かいことを詰めてもしょうがないので、次のプロジェクトチームをつくっての事業推進ということについては、私たちがよく見えなかったわけですけども、現在やっておられることはわかりましたが、ちょっと幾つかの課にまたがるような課題があれば、今まであるんでなしに、そういう取り組みが必要かと思いますので、答弁はよろしいです。  消費者相談室の設置につきましても、今考えているところだということで、1町でしてもなかなかというふうに思いますから、それに期待したいと思います。  防犯灯の点検につきましては、老人クラブの会でしたか、敬老会でしたか、大御門のおじいさんが、孫が高校に通うのに、中学に通うのに、通り谷が暗うて困ったもんだというふうにおっしゃったので、一つの事例だと思いまして、点検していただきたいというふうに思います。  それから、5番目の福祉計画につきましては、やっぱりアウトラインというか、大きなもんでもやっぱり私は、町のそういう基本計画みたいなものが出て、それから社福の細かい計画が出るのが筋だというふうに思いますが、その辺もう一度、町長、町が遅過ぎるというふうに思ったわけですね。何でこんな福祉からこんなもんがすぐにちょんと来るんだと。知らん間に来るという感じがしまして、どういう手続でこれを進めていきたいというふうな、そういう話も何もなしにぽんと配られたというので、何か不可解だったわけです。  その辺やっぱり、町が大きな計画をつくって、実施は福祉のほうがやってくださるですよというふうなことが、町民にわかるほうがいいじゃないかというふうに思いました。  6番はよろしいですが、7番の菜の花プロジェクトですが、環境大学が鳥取市とやっておられます菜の花プロジェクトで、私も去年と3年前ですか、参加しました。  問題は、油を、菜種をつくるまではいいけど、その次の刈り取りとかがいけんわけですが、絞る段階になったら、東郷谷に、私財を投げ売っていい絞る施設をつくっておられる方がありまして、そこでやっていただけるということで、そこの油は大変製品がよくて、菜の花プロジェクトの交流会のときにてんぷらをいただきましたが、からっと揚がって油が減らないというふうな、本当においしい油ができるということを実感しました。  それで、奥部のほうの転作が難しいところにそういうのをすればいいじゃないかという、私は思いがありまして、取り組んでみる必要があるというふうに思ったわけで、言葉が出てきたもんですから、取り組み始めたかと思ったわけですけども、まだそのことがないようですが、今後考える気持ちがないかどうか伺いたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 先ほど申し上げさせていただきましたが、環境大学とも環境問題につきましての協定項目の中に入っておりまして、その中の一つでもあります。  もう一点は、これは鳥取県バイオディーゼル燃料利活用推進協議会がございまして、菜種からの栽培、機械を持っておられまして、刈り取り、搾取、それから食廃油の回収も含めましてやっております。農業機械に使われますとか、鳥取市が走っております、くる梨に使われますとかいろいろあるようですが、ここの協議会にも八頭町は加盟をさせていただいております。  だから、そういう部分では、一緒になって進んでいくんですが、以前、環境大が細見の谷に菜種をまかれて、学生さんで、されたこともありました、合併してからですね。ありましたけども、なかなかうまくいかなかったというのが現状であります。  そういう部分では、つくるところは別にしまして、循環型社会の構築ということでございますので、町としてもどういう部分で支援ができるかわかりませんが、皆さん方はそういう部分。PRはもちろんですけども、やっていきたいというふうに思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 西尾議員。 ○16番(西尾節子さん) 5番目の福祉計画についてもちょっと伺ったつもりです。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 私は社会福祉協議会は、役場の下請をする協議会ではないと思っておりますし、対等の関係にあるというふうに思っております。  だから、町の福祉計画がおくれた理由にはなりませんけども、それはそれでやりますし、社協としてやっていきたい。その中に行政との連絡部分があるならば、どうだろうかという連係プレーですね。  だから、高齢者の要援護者のリストを町がつくっておりまして、それに伴いましてこだまネットワークを社協が立ち上げられて、タイアップしてやっております。私は、こういう格好での計画だというふうに位置づけをしておるところであります。 ○議 長(森山大四郎君) 西尾議員。 ○16番(西尾節子さん) もう一つ。今のは了解しましたが、8番の私都中央線につきまして、土地交渉が難しいということですが、私が思いますのに、人の感情がこじれたんだろうと思いますが、町が、町長がえらい目されることもない。もとはといえば、ほかのところにあるようです。  しかし、何十年もほかの道がよくなってという時期にされることは、うちのためにもならないし、やっぱりここでいい話を進めてほしいというふうに思ってるんですが、脈があるかどうかお願いします。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 改良工事につきましては、合併する前から、それぞれ話をさせていただいております。さかのぼれば、圃場整備のころからの話でございまして、県にもかかわっていただいてそれぞれやりましたけども、やはり利権が絡む問題とか、町ではどうにもならない部分があるわけです。そういう部分で、その当時は国道タッチの改良ができておりませんでしたから、今後、改めましてお話には行かせていただきたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 西尾議員。 ○16番(西尾節子さん) それでは、問題提起みたいなことを8点も上げましたが、それこそ今後に期待するということで、余り詰めてもすぐできることでもありませんので、次に移りたいと思います。  次は、学校給食と食育についてということでございます。食育については、去年の9月に弁当のことだけみたいなことを言いましたが、もうちょっと広くというふうにも思いますし、私見を述べたいと思います。  平成24年度から一つの給食センターで給食がつくられることになるのであれば、現在、県下一と誇る地場産物の供給がどうなるのかという不安の声を聞きます。3月議会で同僚議員の質問がありました。あれから3カ月経過しておりますので、少しは何かが進んだかなというふうにも思います。  私は、食育と絡めて、教育長に質問いたしたいと思います。  まず、食育基本法は、平成17年につくられ、施行されて、ちょうどもうすぐ5年になるようです。しかし、学校の状況はよくわかりませんが、一般社会ではほとんど進んでいないように思います。これは、調査しておりませんので感覚なんですが、間違っているかもしれません。  ラジオを聞いていると、例えば、保育園や小学校の子供にお茶を持たせてくださいという場合に、お母さんがお茶のボトルを買ってきて水筒に入れるというふうな光景が多いそうでして、子供は急須を使って入れるということを知らないような家庭も、今の時代にはよくあることだそうです。  それから、鳥取駅近くのジャスコのハンバーガーショップには、車の行列ができるというふうな状態が、今最近ことしはまだ見ておりませんが、やっぱり食改善が進まないなということを実感する光景でございます。  そこで質問ですが、一つ目は、食材料の生産量、供給方法など、生産希望者、農協、フレンドセンター、物産館みかどなど、また、八東道の駅など、関係のありそうなところに集まってもらって、来年度の早い時期から行動を起こすことが必要だというふうに思いますが、どうでしょうか。来年度といわず、本年度の冬ぐらいから始めたほうがいいじゃないかというふうに思います。いかがでしょうか。  2番目に、日本農業新聞などを読みますと、地元の米の御飯を週4回給食に取り入れたという記事がよく載ります。これは、東北とか新潟とかのほうですが、これは米粉のパンより安くあがると思いますが、そういう取り組みをする考えはないかどうかお伺いしたいと思います。  3番目に、去年の9月の議会に弁当の日のことを一般質問しておりますが、ラジオを聞いていますと、だんだん取り組んでいる学校がふえる傾向にあるように思います。6月8日の日本農業新聞にも出ておりましたし、私の質問を応援してくれるように、きょうの日本農業新聞の社説にも弁当の日、食育実践へ全中・小学校でというふうなことで、社説でない論説というコーナーに載っておりますが、そういうことを踏まえて、教育長はどんなふうにお考えかお伺いしたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) おはようございます。  それでは、西尾議員の御質問に答えたいというふうに思います。  質問事項ではありませんでしたけれども、食育の関係、学校ではどうかと。一般ではなかなか進まんようだがという話がさっきありましたけれども、学校では学校の栄養職員を中心に、それぞれの学校に出かけていって食の話をするなどして、食育を進めているところであります。  本年から、八頭町にも1人、栄養教諭が配置になりました。これは、郡家の中央中学校におるわけですが、全町回って食育をさらに推進をするという体制が少し向上したのかなというふうに思っております。  それでは、御質問に答えたいというふうに思います。  最初に、食材料の件でございます。議員御指摘のように、新しい学校給食共同調理場ですべての給食をつくるということになりますと、使用します食材も相当な量が必要でございます。新しい給食センターが稼働するようになりましても、引き続き安全・安心な地元産の食材を使って、給食をつくっていきたいというふうに考えております。そのためにも、安定的に生産供給していただく体制を整備していく必要があるというのは、議員と同じ意見でございます。  組織づくりにつきまして、昨年度から準備を進めております。事務レベルでは、ことし3月に地産地消に関する関係課と担当者会を開催し、学校給食用食材の地元調達に向けて検討を行っております。  さらに、JAや生産グループなどとの初会合を6月に実施するよう計画をしているところでございますので、御理解をいただきたいというふうに思います。  次に、週4回地元の米の御飯を検討してはどうかということでございますが、昨年度の学校給食運営委員会におきまして、新しい学校給食共同調理場が完成後には、週4回米飯給食としたいということで提案をしております。今後、実施に向けて検討していただくこととなっておりますので、御理解をいただきたいと思います。  また、米の消費拡大ということで、米粉パンの回数をふやすということも検討しております。昨年、鳥取市が週1回のパン給食を全食米粉パンにしたということから、米粉パンの需要が大きく伸びておりまして、聞くところによりますと、米粉そのものの製粉が今目いっぱいの状態というようなことも聞いております。  我が八頭町におきましても、早ければ今年度中途からでも、週1回米粉パンを出せれたらいいなということで、県、あるいは学校給食センター、あるいは農協さん等々も協議をしながら、検討してまいりたいというふうに考えておるところでございます。  それから、3点目の弁当の日についてでございますけれども、以前にも質問いただいております。子供がだれの力も借りずに一人で弁当をつくるという取り組み、いわゆる弁当の日を全国で実践する学校がふえているということは、先ほどもお話があったとおりでございます。  鳥取県では、智頭町の小学校5校で年1回ということでございますが、実践しておられるということでございます。今後、実施を検討するに当たっては、家庭状況等を考えて、学級全員が取り組めるということが重要でございますので、一人でも持ってこれない児童があるということがあれば、これは実施できませんが、そのあたりを再度学校、あるいはPTAとも協議し、実行可能な学校があれば、実施の方向で考えてみたいというふうに思います。  以上です。 ○議 長(森山大四郎君) 西尾議員。 ○16番(西尾節子さん) 1番と2番につきまして、私が希望しているようなことをいただきましたが、ちょっと一般のほうの食育というのが、今の質問には給食と絡めて書いておるんですが、進まないというふうに思いますので、また町長に今度にしたいと思いますが。  一般のほうは、何か私も掃除してみましたら、内閣府からこういうのが出ておるのを、私が持ってたこと自体うっかりしておりましたが、夕べ出てきましたというふうに、これは町もつくるべきじゃないけど、つくるのが希望のようなことが、法律読むと書いてあるようですから、やっぱり地域というのがおくれておると思いますので、学校のほうのことを、もうちょっと地域のほうにも広げてほしいという要望だけは持っておりますが、質問は省きたいと思います。  弁当の日のことにつきまして、いろいろ本やら用意しておりましたが、きょうの論説にいいことが書いてありましたので、もうちょっと10分ほど時間がありますので、最後のほうを少し朗読したいと思います。みんなの問題にして、全町で弁当の日のことだけでなく、やっぱり食育のことを進めたいというふうに思うものですから、ちょっと時間をちょうだいします。  最後のほうですが、全国で取り組む学校は550校、4月末現在ですね。を超したと見られる。特に、栃木、千葉、福岡県など、積極的に進めている。このほか、大学などのグループが自主的に行う場合もある。実施した学校では、親と子供の話し合いが進んだ。通常の給食でも食べ残しが少なくなった。学校全体が明るくなったと評する声が聞かれる。  こうした声に耳を傾けて、さらに広めていくことが大切だ。景気低迷で消費支出を抑えるために、会社に弁当を持参する例もふえつつある。弁当つくりにはオ、イ、シ・ソ・ウという合い言葉も生まれている。オは大きさ、イは色どり、シは主食3、主菜1、副菜2の割合、ソは、それぞれ違う調理法、ウは、動かないように詰めるということ。弁当の話になると、だれもが興味を持つのではないか。  食育基本法の第6条には、食育を実践する場として、家庭、学校、保育所、地域など、あらゆる場所を掲げている。食育は、実践してこそ価値が生まれる。全校で楽しい弁当の日を設けて、取り組みの輪を広げたいというふうに書いてありますが、まさにこのとおりだと思いますので、学校は進めていただいておりますが、地域をもうちょっと何とかしなきゃいけないなというふうな思いでいっぱいでございます。  それで、そういうことを食育問題を進めることによって、国保を使うお金も生活習慣病が少なくなるように思いますので、そういうふうに思いますから、教育委員会としても、教育委員会も社会教育という場面もあるわけですから、何かそういうリーフレットでもつくって、推進の援助といいますか、町民への啓発というのをしていただくとありがたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 教育長。 ○教育長(西山淳夫君) 町長部局の担当課と協議をしてみたいというふうに思います。 ○議 長(森山大四郎君) 西尾議員。 ○16番(西尾節子さん) そうしますと、少しは詰めたいとこもありますが、おおむね私が聞きたいことは納得できましたので、質問はこれで終わりにいたします。 ○議 長(森山大四郎君) これにて、16番、西尾節子議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(森山大四郎君) 暫時休憩いたします。    (午前10時22分) ◎再  開 ○議 長(森山大四郎君) 会議を再開いたします。   (午前10時26分) ○議 長(森山大四郎君) 7番矢部博祥議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎矢部博祥議員質問 ○7 番(矢部博祥君) 7番議員の矢部博祥でございます。改めまして、おはようございます。  本日は6月10日、時の記念日でございます。時は金なりと申します。いただきました貴重な時間を、あらかじめ通告いたしております三つのテーマにつきまして御質問をいたします。  まず、第1点目の集落要望にどうこたえているかのテーマについての御質問でございます。住民自治の基本は、住民がまちづくりに主体的に参画するとともに、自治体、すなわち町が地域の意思を反映し、まちづくり、地域づくりの活動を最大限に尊重し、支援していくことだと考えております。  住民の声の中でも、地域の最も身近な声である集落要望に対して、どのように生かされ、対応されているのか、次の点について町長にお伺いをいたします。  まず、第一に、平成21年度における集落要望の現状とその対応状況、また、実現状況についてお尋ねをいたします。  第二に、現在の集落要望の把握、対応の方式の課題と対処策についてお伺いをいたします。  以上、第1点目のテーマについての1回目の質問を終わります。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは、7番、矢部議員の一般質問に対しましてお答えいたします。  初めに、集落要望にどうこたえているかということでございます。平成21年度におきます集落要望でございますが、郡家地域が30集落、船岡地域が11集落、八東地域31集落から要望があっております。内容的には、河川、県の管理河川ですね。砂防、県道も含めまして道路、水路などのハード事業が中心でございます。  特に、河川、砂防等につきましては、毎年県のほうにも要望しておりますが、県のほうにこれをつないでいくというふうな格好でありますし、県とも一緒になって現地も見させていただいているということでございます。  昨年、県事業の関係で要望のあったものは74件ございまして、そのうち実施済みが5件、また、見込みがあるものが14件、また、県へ要望したもののうち現地調査、検討中が49件でございます。また、町への要望は90件ございましたが、そのうち実施済みが40件、実施の予定が25件、現地調査の検討などが19件でございます。  ソフト事業では、県事業では7件中3件が実施済みでありまして、町事業では34件中実施済みが17件、見込みが4件でございます。  そういう中で、ハード・ソフト事業を含めまして、21年度は221件の要望がございまして、実施済みは66件の29.9%、約30%、実施予定が43件を含めますと、大体5割、49.3%になるというふうに思っております。  2点目の集落要望の把握、対応の方式での課題と対処策はということでございます。毎年、集落におかれましては、役員さんがかわられ、あいさつ、また、村の総会を受けての集落要望に来られているというのが現状であります。
     区長会は年2回させていただいておりますが、町からの通常の補助制度、そういうものにつきましては、ペーパーで区長会に資料として出させていただいておりまして、それに沿って順次要望もしていただいておるところであります。  私は、要望というのは、陳情ではないというふうに申しております。陳情書という文言は、以前ありましたけども、今は要望という形で皆さんにお願いはしております。そういう中で、町民の皆さんとの実際に顔を突き合わせての話ができるということは、よいことだというふうに思っております。これも身近な町政、対話の町政の一つだろうというふうに思います。  また、行政側では、日ごろ把握できていない集落の状況、こんなことがあったんか、ここは大変だな、浸水箇所があるでというふうな部分もあるというふうなことから、集落からの発信もしてほしいなというふうに思っております。  しかしながら、町全体を眺めてみたときの扱い方、また、財政事情もございます。国の補助制度、県の制度、いろんなものを取り入れていく中で、いよいよ町単独でしかないなというふうなこともあるんですが、なかなかすべての場合に仕事が進んでないというのも現状であります。  そういう部分で、それがありまして、すぐにだめということでなくして、一つの課題として町としても持っておりますので、何らかのときにはそういうものが表に出てくるということもあるんじゃないかなというふうには思います。  今後は、そういうハード事業、ソフト事業、集落、地域全体、そういう部分の要望も必要なんですけれども、また、政策的な部分もありましたら、町のほうにもお知らせ願うとか、いろんな意味で伝えてほしいなというふうには思っております。  とりあえずの答弁とさせていただきます。 ○議 長(森山大四郎君) 矢部議員。 ○7 番(矢部博祥君) 町長から、ただいま現状等につきましても数字を上げて御説明いただきました。事前に少し資料もいただいておりました関係でよくわかりましたんですが、一つ、今は72、私計算したら70か思ったんです。要は、集落によりまして72の集落が出ておるということでございます。129というのがあるんですが、船岡とか郡家とか、町の中心部で一体で部落、郡家さんのように、大きな広がりの中で出されているところもあるようですから、こんなところかもしれないなと思いながら、いま一つ、さっき町長がおっしゃったように、もっと出ても不思議ではないんじゃないかというぐあいにも感じるところでございますが。  さて、私は質問に入らせていただきます。  まず1点目は、要望方式でございますが、文書が基本だと。何か定めてあるわけじゃないんですが、それが基本だと思っているわけですが、役場幹部のところに直接説明に来られる集落も多いと思うんです。実態はどの程度ございますか、ちょっと参考までに聞かせていただけますか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 支所を通じて文書だけ、本所のほうに上がってくる場合がありますが、ほとんど要望書がある大きな事業ということに対しましては、役員さんがおいで願っておりますし、来られますし、また、地元負担を伴う場合があるわけです。だから、このあたりも確認もさせていただかなくちゃなりません。ということで、パーセンテージは計算しておりませんが、80近くになるんじゃないでしょうかねと思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 7番、矢部議員。 ○7 番(矢部博祥君) わかりました。大体概要でよろしいと思います。  ところで、私が日ごろ思っておりますことに、まず、そういう御要望をしっかり聞いていただいていると私は感じてはおります。ただ、惜しむらくは、どうも現地で御説明に出るんですが、現地に立会して、現場を見ての説明という機会は、私の場合は要求してなかったケースもございますししますが、そういった実態がどの程度されているのかなと。  要するに、後で見に行かれたのはよく聞くことですし、町長もしょっちゅう、この間来られておったわよということは聞きますんで、その行動はしておられると思うんですが、現場でやっぱりこういう形だという説得力あるお話をという機会をしてほしいと思うんですが、そういう機会を積極的に町のほうから求められたらよろしいかと思うんですが、その辺については大体どの程度。  決まってからの話は、最後は当然のことです。決まる段階、要望を聞いた直後にそういうことはどの程度なされておるかということをお伺いしたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 要望にいらっしゃる前に、内容的なものがわかりますれば、事前に現地を見させてもらうということもありますし、また、その日、当日ということになりますれば、以前からの継続事業とか、そういう関連部分というのは判断できますが、新規のものにつきましては、現況を聞かせていただいて、現地に出て確認させていただくというふうなことになっております。 ○議 長(森山大四郎君) 矢部議員。 ○7 番(矢部博祥君) 私は、きょうは、要望を受け付けるところからエンドまでの話を順を追ってお聞きしたいと思っておりますので、要は、要望が出てからで結構なんですけれども、そこに対してどの程度立会をして、現地でなさっているケースがあるか。必要性の問題もございますので、一概には言えないんですが、イメージとしてお答えいただければと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) ありましたように、支所も含めまして、担当課が把握できてない部分というのは、現地にいずれも出ていると思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 矢部議員。 ○7 番(矢部博祥君) 現地に出ておられるのはわかるんですが、個別に集落の担当者との関係でございます。これは、もうこれをやりとりしてってもしょうがありませんので、次に進めますが。  それでは、これはちょっと大事なところなんですけども、集落要望の実現、または実施の可否は何らによって判断されているのでしょうか。要望実現に当たっては、公平性が求められますが、その判断の物差し、基準は現在あるのでしょうか、どのようになっていますか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 判断基準は、補助制度があるかないかが基本でありますし、また、県のほうにお願いしますのは、県も現地を立会して、これが本当に国に対しての採択になるかならないかという判断があるわけです。  だから、基本は今の補助制度があるかないか。それから、ないとしても総合計画にあって、過疎債とかいろんな辺地債とかあるわけでございまして、そういう部分が適用になるのかならないのか、そういう判断基準の中で進めさせていただいておりますし、中身的に、事務的と言ったらおかしいんですが、今回も消防関係の一般質問があるんですが、通常的な補助制度というのは区長会のほうでもお示しさせていただいておるところであります。  だから、そういう部分でないとすれば、議会のほうにも説明をさせていただき、事業着手に向けていかなければならないというふうなことになると思います。 ○議 長(森山大四郎君) 矢部議員。 ○7 番(矢部博祥君) 補助制度があるかないか、一つの重要な要素だとは私も思います、財政の厳しいときですから。しかし、それが中心であるというのは、いささか疑問な面があるわけでございまして、それで町民や住民にわかりやすい判断基準といえるのでしょうか。  事務担当者の方、職員の方でも判断できる物差しがあって、それは補助制度があるかないかは判断できると思いますけれども、事務処理を進めて、最終判断はトップである町長が決するというのは当然でございますが、そこらの明文化された判断過程、または物差し、これの必要というのは感じられませんか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 先ほど申し上げましたように、要望書というのは私のところにすべてまいります。だから、事業内容、全部は覚えておりませんが、そのときは全部目を通します。その中で県にお願いする分、国にお願いする分、では町独自の単独事業があるのかないのかを含めまして、チェックもさせていただきます。  だから、そういう部分で町として、町民全体に広く同じような条件でできるものはそれでよしで、それ以外に、これはぜひともやりたいということにつきましては、予算が必要でございますから、議会の判断も仰ぐということになると思います。 ○議 長(森山大四郎君) 矢部議員。 ○7 番(矢部博祥君) 例えば、世の中でよく言われます生命・財産、まず人命に関するものとか、それから財産に関するものとか、優先度、いかなる場合でも優先度を高められるケースが多いわけですが、そういったこととか、それから、例えばお金のこともございましょう。  いろんな要素が画一ではないと思うんですよ。その要素をやっぱり組み立てて、町独自の要するに評価点などを検討して、そのオープンな判定システムというのを考えていくというお考えはないかどうかということをお尋ねをいたします。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 今の方式でやりたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 矢部議員。 ○7 番(矢部博祥君) そうですか。今後のまた課題ということで、一歩も譲られないようですので。  それでは、ちょっと角度を変えまして、要望等に対する町からの集落への回答というのが、極めて遅いわけでございます。ちなみに、私の地元への回答は、18年度、私が区長をしておるときでしたが、6月20日でございました。これはまれでございます。19年は、11月12日、20年は翌年の1月20日、翌年の。年度終わりそうになってから。21年度は、回答なしといった状況でございます。  また、事前調査によりますと、21年度中は各集落に回答されたもののうち、ほとんどが11月から12月となっております。もちろん、慎重に検討して実施するためにやったんだと言われればそれまでですが、その辺はなぜこんなに遅くなるのか、御答弁をいただきたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) これにつきましては、要望にいらっしゃったときに、口頭では伝えてあるとは思いますが、文書化をして集落にお返しするというのは、始めましたのは最近です。そういう部分で区長さんもお困りになるし、聞いただけでは、集落に帰って説明もできないということであります。  だから、県とか国、要望するわけですが、時間がかかるものもあるんですが、これからは早い時期にそれぞれの集落にお返ししたいというふうに思っております。  だから、従前、文書ですべてお返ししてなかったというのは事実であります。 ○議 長(森山大四郎君) 矢部議員。 ○7 番(矢部博祥君)  私もちょっと無知でした。全部してなかったというのが、びっくりいたしましたんですが、私の集落ではたまたま既に、常にいただいておったということだろうと思います。21年度を除きましてね。  要は、今の御答弁で結構でございます、結論はですね。きっちりと返していくと。しかも、それは願わくば、二、三カ月のうちにやっぱり1回はお答えを返していくということが必要なんではないかというぐあいに思いますし、文書回答の14集落だけだと申し上げましたが、文書で回答するというのは、文書で来たなら文書で返す、社会の常識でもあるわけでございますし、集落の重要事項への、集落にとりましては対応の歴史記録でもあるわけでございます。  また、町にとっては責任のあかしであり、集落への信頼をつなぐお便りだと私は考えています。ぜひとも、このように、今、町長が明言なさいましたように、回答をお願いいたしたいと思います。  そこで、私は次の質問でございます。  このようなことから見て、いわゆるかなりまだ昔からの慣習的な対応というのが、集落要望についてもとられてきているような気がいたします。  私は、判定時点から、要望が出た時点からの現地立会と集落の方の詳しい説明を現地で立会すること。それからまた、判定基準の明確化を図ること。処理日程の標準化、それから回答の迅速化と文書化などを含めた事務処理のルールを総合的に検討される必要があると考えております。  このことは、今考えられております自治基本条例の中に、コミュニティを十分に尊重するという考え方にも通じてくるわけでございまして、町にとっても有益な施策だろうと思いますので、その点について町長の御見解を承ります。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 慣例的といえばそうなんですが、郡家地域では文書は一切出しておりませんでした。これは、町が責任を逃れるということでなくして、要望に来られるとこは役員さんが何名かいらっしゃる、複数なんです。そういう中で話をさせていただき、それを持ち帰っていただいたというのが現状でありまして、その言葉をほごにしたということは、多分ずっと前からなかったというふうには思っております。  だから、そういう部分では、今後は各集落それぞれ文書でお返ししたほうがいいという結論に達しましたので、そういう方向でさせていただきたいと思います。  それから、判断基準というのは、先ほどありましたように、補助制度があるかないかが基準になるというふうに思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 矢部議員。 ○7 番(矢部博祥君)  回答のことだけは結構でございます。ほかの点については、まだまだ私は納得したわけでございませんが、一定の結論をいただきましたので、今後いろんな形で検討していただくということでおきたいと思います。  ただ、いつも話が出るんですが、私、6年、5年もたって、郡家時代はという話をしょっちゅう耳にするんですが、余り参考になりませんので、できればそのお答えはいただかないほうがよろしいかと思います。  それでは、この点につきましては、この程度にとどめまして、2点目の安心・安全な通学路の確保のテーマに移らせていただきます。  地元の方々の念願でありました私都中央線の奥谷付近の工事が完成したというのでしょうか、一応期限はそうなっておるかのように思いましたんですが、一部を残して完成したといいますか、ちょっと不明確な部分もありますが、いずれにしても姿は、見かけ上は見えてきたと、きっちりと。  私は、3年前から昨年春まで、産業建設常任委員会に属しておりまして、あの道を見学、まだ工事前でございましたがさせていただきましてから、かなり関心を持って見てまいりました。工事が開始になりますと、何度もあそこの道のすぐ角の端に立って、工事の進捗、それから人の出入り、人・車・自転車、こういったものを眺め、観察してまいりました。  その中で、大型ショッピングセンター、ハピーマート周辺の車や人、自動車の流れが微妙に変わっており、交通安全では新たな懸念、危険が感じられるように思っております。  そこで、安心・安全な通学路の確保の面から、町長に最初の1問目、及び第2問目、教育長には第3問目についてお尋ねをいたします。  まず第1問目です。  国道29号線への私都中央線の取りつけ口交差点付近の複雑な車、自転車、人の流れに対して、現在、最良の対策がとられているのでしょうか、お伺いをいたします。  地図が出せないんで、用意してないんで、ちょっと皆さんにはおわかりになりにくいかもしれませんが、町長は十分御承知だと思います。  第2問目でございます。  住宅メーカーのもりたトーヨー住器様付近の空き地の利用がございます、隣に、国道筋にですね。利用して、途中切れとなっている国道29号線の歩道の拡幅、また、拡張延長を行うよう、国土交通省に働きかけていただいたらという提案、御質問でございます。  この付近の交差点角の歩道部分は、極端に狭くなっておりまして、交通量もかなり多いということでございます。歩行者の圧迫感からの開放と危険の防止策としての提案であります。  次に、第3問目でございます。  小・中学生及び高校生の通学の安全確保のため、これらの地域一体の通学路を設定して、学童・生徒の指導を行ったらいかがでしょうか。私都中央線の広い歩道が国道までつながったのですが、せっかくの広い歩道がありながら、自転車の通行は人により、車道だったり歩道だったり、右側だったり左側だったり、せっかく新しい広い歩道ができたにもかかわらず、このような状況で、極めて危険な状況となっています。  以上、私は第2点目のテーマの第1点目の質問、加えて、それに対する解説を終わります。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは、2点目の安心・安全な通学路の確保ということであります。  初めに、国道29号への私都中央線取りつけの交差点の件であります。これにつきましては、私都中央線の道路改良、交差点改良ということで、町として改良を行っております。  あわせまして、ここの交差点改良につきましては、道路構造令によりまして、国土交通省、鳥取県公安委員会と協議をさせていただき、許可をいただいて、この交差点改良をしております。  あわせまして、右折レーンの設置ということにつきまして、国土交通省のほうに私たちのほうから、現地にも何回か出ていただきましたし、公安委員会にも来ていただきました。そういう中で、右折レーンの設置も国交省の負担の中でやっていただいたということであります。  でき上がりまして、入ると右側の方向なんですが、水路がございますが、ここの部分に歩道がないわけですけども、ここの部分を仕切りをしまして、奥谷から出る子供さんの通学路、横断歩道まで確保いたしましたし、また、水路側には、あのガードパイプの設置もさせていただいたということであります。  もう一点、横断歩道が書いてない部分があります。これは、公安委員会が書かれるということで、新設の横断歩道は公安委員会でないとだめで、国交省でも書けれないということであります。  だから、公安委員会にもお願いはしておりますが、時間がかかるようでしたら、許可をいただいて、町の費用でもしなくちゃいけないのかなというふうには思っております。  それからもう一点、ハピーマートの部分の交差点改良の横断歩道であります。ここの横断歩道は、幅員は狭いかもしれませんが、ずっと国道筋は横断歩道もありますし、下坂橋のほうにつながっているというふうに思っております。当初、ここの町道はツカ原田線と言うんですが、国道の交差点改良をやり始めました。ハピーマートさんは借地です。用地交渉も行いましたけども、なかなか難しい部分がございまして、初めにツカ原田のほうを、ハピーマートのほうをする予定だったんですが、本線を国交省にもお願いしてやっていただいたと。見ていただいたらわかりますように、右折レーンはできております、ハピーマートのほうですね。あと、町側のほうの交差点改良が必要だということであります。  だから、この部分というのは、町として改良を、用地交渉も含めまして、やっていくべきだろうというふうに考えているところであります。 ○議 長(森山大四郎君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) それでは、通学路の設定と安全指導ということで御質問いただきました。お答えしたいと思います。  既に議員のほうも御承知というふうに思いますけれども、小・中学校におきましては、それぞれの学校で年度初めに現地を調査して、危険箇所などの把握に努めるとともに、保護者と交通量や道路事情などの情報を共有し、安全面に配慮しながら、協議の上、通学路を定めております。  また、徒歩や自転車での通学上の注意点や指導は、年度当初はもとより、必要に応じて随時実施しているところでございますけれども、先ほど議員が目撃されましたような実態があるとすれば、再度学校のほうに安全指導を強化するように言っていきたいというふうに思います。  また、高校生につきましては、このたび八頭高校に問い合わせをしましたんですが、通学方法については、実態把握のために年度当初に届け出をさせているというところですけれども、特定するものではなく、通学路等についても特に定めはしていないというのが回答としてありました。  高校生につきましては、通学している学校もまちまちでありますし、また、通学方法もまちまちでございます。町として、高校生の通学路を設定するということは難しいというふうに考えております。  以上です。 ○議 長(森山大四郎君) 矢部議員。 ○7 番(矢部博祥君) それでは、第1問目の最初に質問しました関係のJAガソリンスタンド近辺の交差点付近のことについてお尋ねをいたします。  まず、国道に横断歩道がつけられましたが、道路が拡幅されて交通量が多いために、危険で、なかなか渡れないというような状況であろうかと思います。信号機の設置が必要と考えられますが、どうなっているのでしょうか、第1点目であります。  それから、続きまして、ちょっともう四つ、五つ申し上げますね。国道沿いに私都中央線の横断歩道は、これは設置されるということで、申請中であると、交通安全協会がということでございますが、問題は、現在、仮だと思いますけれども、停止線がありまして、そこに横断歩道がついて、それでまたその次に、当然一般の場合ですと停止線が来るのが一般だろうと思います。
     それからまた、奥谷入り口に横断歩道がありまして、停止線が来ていると。どういう状況になるんだろうかなと頭の中で描いてみて、非常に複雑だという意味が、そういうことで私は描いておりますし、それからまた、これはちょっと詳しいことはわからないんですが、あそこのトスクのガソリンスタンド側に中央線側から進入路みたいなものが設けられて、仮のコンクリート板が渡されているんですが、あそこから進入、もしくは出入りをするとすると、横断歩道が新たに中央線のほうについたときに、横断歩道を通ってそこに入っていくというような形が想定されると、あの道幅からしてですね。道幅といいますか、切ってあるところ。そういう複雑な、今さっき申し上げた複雑な形態というのがあるんだろうかなというのが単純な疑問でございまして、その辺の状況もひとつ明解に、どういうお考えなのかお聞かせいただきたいと思います。  あくまでも、交通安全協会が、これは最終的にはどうこうするんだということではないようなことも、関係機関への私の照会ではわかっております。要は、町からの意向がどうなのか、地元の方がどう考えられるのかということがポイントのように私は受けとめております。  それから、5点目でございますが、現在、交差点付近に赤いポールが立っております。一定のさっきおっしゃった水路側ですね。これは、永久的なものなのか、またはこれは暫定措置なのか。また、歩道としてあそこは、一般的にはよくやられるブロックのような物が置かれるのか。その辺もちょっとお尋ねしたいと思います。  以上でございます。 ○議 長(森山大四郎君) 矢部議員、ちょっと待って。矢部議員、一括質問ですから、教育長はいいですか、もう。 ○7 番(矢部博祥君) いや、次。次に何です。 ○議 長(森山大四郎君) いや、そうではなくて、アンダーラインがないんで、この分については。 ○7 番(矢部博祥君) いや、町長にお尋ねして、それが終わって、必要があれば教育長にお尋ねします。順番はそれでよろしいでしょうか。今、時計はとめていただいていますかね。ごめんなさい。 ◎休  憩 ○議 長(森山大四郎君) 暫時休憩します。      (午前10時58分) ◎再  開 ○議 長(森山大四郎君) 再開いたします。      (午前11時01分) ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 一つは、信号機の件ですが、国土交通省さんにお願いするときに、カギ型のところの右折レーンもそうなんですが、朝の渋滞が700メートルぐらい続くという現実が毎朝あります。国土交通省さんも右折レーンまでは考えていらっしゃいませんでしたけれども、私たちが要望しますし、私都中央線の中で車が1台とまると、まだ続くわけですね。ということで、右折レーンのみ要望をさせていただいております。  それから、農協の裏の入り口ですが、今スタンドが休所になっておりますが、私都から出る場合に国道に出て、またスタンドに入るというのは、なかなか危ないということで、私都から来る車を左折するというところで床版を、完成ではないんですが、かけてあるというふうに思っております。  それから、当初そこの部分から私都側に上がります水路がある部分ですが、車道でした。交差点部分は、ポールを出していただいて、これは国交省、または公安委員会との協議の中でのポストであります。そういう部分で完成しまして、道幅がある程度あるんじゃないか、規格歩道ではないんですけども、自転車通学の方が、そこの部分を車道に出るというふうなことが判明いたしまして、奥谷から出るところに横断歩道がありますが、これを渡ってきていただいて、そこの部分に入っていくとなれば、水路側にガードパイプが必要だということと、ポールもやっておかないと車との接触があるだろうということで、これは暫時、急遽させていただきました。  だから、奥谷側から出る歩道部分というのは、東小学校に行く通学路ですから絶対必要でありまして、一たん国道側に出て東小学校に行くということにはならないというふうに思っております。  だから、ちょっと複雑になっておりますが、今では本線上の歩道を必要とされるということでございますので、そこの部分は公安委員会にお願いして描いていただくということになっておりまして、奥谷から出るところの歩道をなくするというわけにならないということでございまして、私もちょっと複雑な部分ですっきりしたいんですけども、そういう事情があるということを御理解願いたいというふうに思います。  将来的に、公安委員会から許可をいただいた部分は仕方がないにいたしましても、急遽させていただいた部分は、縁石でもしたほうが何かいいんじゃないかなという感じは、私自身持っております。 ○議 長(森山大四郎君) 矢部議員。 ○7 番(矢部博祥君) 確かに、29号線の渋滞というのは、朝時点で私も経験がある一人でございますから、十分わかります。そういうことで、何とかバイパスでもというような話を本席でも申し上げたこともあるわけですけど、現実の問題として、せっかくつくられた横断歩道、これは要するに道路の拡幅によって国道を渡るということが極めて困難な形になってきておるという状況。ましてや、通勤ラッシュ時は当然のことでございますし、あそこの中に信号機をつけるということは、かなり重要な要素かなと。確かに、さっき申しました29号線だけの救済を考えれば、ないほうがいいということになるわけですけど、若桜谷から通勤者のことを考えればですね。非常に危険をはらんでいるんではないかと私は思うわけでございまして、権限あるなしのことは、またさっき町長が御説明なさったとおりだろうと思いますが、やっぱり地元としての八頭町からの要望というのは、やっぱり強く生かされてくるんではないかというぐあいに聞き及んでいるところでございます。  それともう一つ、さっきも申しました、非常に複雑な何の中で、あそこに今度は私都中央線側に国道と並行して歩道をつくらなきゃいけないと、私も。そういう意味でも信号機は要るんじゃないかと。そのときに、さっき申しました複雑な停止線があり、今度は横断歩道があり、停止線があり、横断歩道があり、停止線がありという形になって、その上をさらに横断歩道の上を横切って左折をしてガソリンスタンドに入っていくという姿を見ると、まことに想像しにくい道路事情になるというぐあいに考えるわけですが、その辺はどのように理解されておりますか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 現況としては、やむを得ないというふうに思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 矢部議員。 ○7 番(矢部博祥君) やむを得ないというのは、どういう理由でしょうか。交通安全というのは、人の命とかそういうことを第一に優先するものの考え方があろうかと思うんですが、そこらは薄まってもよろしいというぐあいなお考えなんでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 先ほど申し上げましたように、奥谷側の横断歩道は絶対必要であります。  だから、もしするとすれば、国道側はなくするとかしなくちゃならないというふうに思っております。公安委員会との協議の中では、ここに横断歩道を入れましょうという中で協議が進んでおるわけです。  だから、交通事故ゼロを目指しておりますので、事故があってもいいというふうな発言は一切しておりませんので、誤解のないようにしていただきたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 矢部議員。 ○7 番(矢部博祥君) 誤解をいたしておりませんから、質問しているわけでございます。  ということは、ここで言われる。私の見た感じで申し上げておりますし、私がすべて絶対的なものだという自信もございません。当然のことながら、多くの方の何と今後のいろんな動きの中で決せられることだと考えておりますが、ひとつ慎重に御検討をいただければと思っております。  ガソリンスタンドさんの営業上の問題もございましょう。しかし、ある意味ではそれと事故、安全上の問題とどう考えるかという点でも、いろいろ考えさせられる問題だと思います。  もう一つ忘れてならないのは、私都谷から出られる方の利便性ということももちろんあるのは十分承知して申し上げておりますので、これにつきましても、ひとつ一方的にここで申し上げるわけにはまいらんということも考えております。  それでは、ちょっと時間の関係もございます。  第2問目の関連でございますが、ちょっとわかりにくかったんですが、もりたトーヨー住器さんのほうのことにつきまして、買収の云々という話が、これはもちろんあろうかと、そういうことで残ってるんだということは想定はいたしておりますけれども、今後ともあそこの角っこが非常に今狭い。あそこ斜めになればもっといいなという思いと、それから、もりたさんのところ、それから固有名詞が出てごめんなさいですが、郡家自動車さんの前あたりのセンターラインが消えてること。これは、センターライン、ごめん、失礼しました。ラインが、サイドラインといいますか、何と言うんでしょうか、白線が消えておるようなこともありまして、それもございますが、私がきょう申し上げているのは、ファミリーマートさんですか、あそこの間のところが買収できればという思いだったんですが、これは交渉していただくような余地は全くないというぐあいに、今のところは踏んでおられるんですね。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 本会議場で個人の方のことをお話しするのはどうかと思うんですが。 ○7 番(矢部博祥君) いいですよ。固有名詞出さないで。 ○町 長(平木 誠君) 本線上も同じ方が持っておられまして、今、工事したところもありまして、何で枝線から初めにするのですかと。まず、本線が初めじゃないですかという話がございました、用地交渉もさせていただいて。本線を、では初めにさせていただきますということで、一たん着手をしておりましたが、国交省のほうは工事していただきましたが、とりあえずこれが完成してからでないと、次の話にはできないなというふうに思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 矢部議員。 ○7 番(矢部博祥君) わかりました。その点については了解しましたが。  次に、教育長にお尋ねをいたします。  全般的な話、小学校の対応、高校の対応をお聞きしましたが、実は、多分高校生だと。私も細かく中学、高校という区分は、小学生はないですけども、確認をしておらなかったのが悪かったんで、多分高校生だと思いますね。私都谷から行って、自転車、右を通っておる。要するに生コンさん側と、これが結構多いんですよ。結構、むしろ逆に奥谷側の山手側を通っている人が多いというようなことがございまして、ちょっとお尋ねしたわけですが、これは厳密な指導と。通学路はないかもしれませんが、できるだけ利用するというようなことは、何かの方向で申し入れができるんかなと思う。それは、教育長のお立場でできるのかどうなのかわかりませんけども、ちょっとその点についての御所見を伺いたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 教育長。 ○教育長(西山淳夫君) 高校生かもしれないし、中学生かもわからないということもありますので、もちろん中央中学校には、先ほど申し上げましたように、交通安全の指導については、強化するようにということは申し入れしたいというふうに思います。  それから、高校生につきましては、その道を通って郡家駅に来て汽車を利用して、どこか違うところの高校に行かれる方と、あるいは、そこを通って八頭校に行かれる方とあるというふうに思いますが、ほかの学校のことについてはちょっと申し上げれませんけれども、八頭校さんにつきましては、私のほうから、こういったちょっと実態があるので、注意喚起してくださいよということは申し入れたいというふうに思います。 ○議 長(森山大四郎君) 矢部議員。 ○7 番(矢部博祥君) はい、わかりました。それでは、よろしくお願いいたします。再度、町長にもいろいろ多角的に御検討を願えればありがたいと思っております。  時間の関係もございますので、第3点目の町有施設で選挙活動ができる条件はのテーマについてお伺いをいたします。  町有施設の一つである公民館内で行われていた、町の関係団体の会合の席で、近く想定される選挙に向けた選挙活動と思われる行為が行われました。細かくは申し上げません。  そこで町長にお尋ねをいたします。町では、このようなケースに町有施設の利用許可を与えることがありますか。施設の管理上の問題はありませんか。  次に、選挙管理委員長にお尋ねをいたします。委員長には、御多用中の中、御出席いただきまして、まことにありがとうございます。  質問内容等によりましては、代理答弁で結構でございますので、何とぞよろしくお願いをいたします。先ほど申しましたようなケースは、公職選挙法上、問題はありませんか。  以上で3番目の質問の第1回目の質問を終わります。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは、3点目の町有施設で選挙活動ができる条件はということでございます。  町有施設でと書いてございますけども、中身的には公民館内でということでございます。公民館の許可は、教育委員会のほうなんですけども、述べさせていただきたいと思います。  公民館の使用につきましては、条例の中で利用の制限として、社会教育法第20条の規定による公民館の目的に反するおそれがあるとき、また、利用の取り消しを行うのは、社会教育法第23条の規定に反すると認めるときとなっております。  この23条では、公民館は特定の政党の利害に関する事業を行い、または公私の選挙に関し、特定の候補者を支持する行為を行ってはならないこととなっております。  そこで、公民館使用団体が会合の中で選挙、政治活動と思われる行為をしたとしても、公民館自体が特定の政党、候補者などを支援することには該当はしませんので、利用制限ができません、しておりません。また、公職選挙法では、公営施設使用の個人演説会などにつきまして、第161条の中で、公職の候補者、届け出政党等は、学校、公民館等を使用して個人演説会、政党演説会または政党など、演説会を開催することができることとなっていることからいたしまして、公民館の使用については、差し支えないというふうに思っております。  特に、選挙時におきましては、公民館以外にも特別に指定があります。例えば、上私都の改善センターから始まりまして、それぞれの施設につきましても、選挙管理委員会のほうから指定が参っておるところであります。何ら問題ないというふうに思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 石谷選挙管理委員会委員長、答弁。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) 皆さん、御苦労さまです。  昨年から、町の選挙管理委員長を拝命しております石谷と申します。よろしくお願いいたします。  矢部議員の質問にお答えをいたします。少し内容はかたい答弁になるかと思いますが、お許しをいただきたいと思います。  今回、質問いただきました施設許可、施設管理の問題は、先ほど平木町長が答弁をやられたところでございますが、選挙管理委員会では、通告書の対応から選挙活動、これは選挙運動のことではないかと思いますし、政治活動の問題ではないかと理解をいたしております。  御承知のように、公職選挙法では、政治活動と選挙運動は理論上区別をされておるところでございます。一般的に言われます政治活動とは、政治上の目的を持って行われる一切の活動、政治上の主義もしくは施策を推進し、支持し、もしくはこれに反対し、または候補者を推薦し、支持し、もしくは反対することを目的として行う、直接・間接的な一切の行為とされておるわけでございます。  したがいまして、広い意味での政治活動には、特定の候補者の当選を図るために行う選挙運動に当たる活動も含まれるということになります。また、公職選挙法に言われます政治活動は、政治上の目的を持って行われるすべての行為の中から、選挙運動に当たる行為を除外した行為を指すものとされておりまして、選挙運動に当たります政治活動は、公職選挙法におきましては、政治活動としてではなく、選挙運動としての規制を受けることになるわけでございます。  また、選挙運動は、選挙の期間中、特定の選挙について、特定の候補者の当選を目的として投票へ、またはさせるために直接または間接に、必要かつ有利な行為であると言われております。  今回の場合でございますが施設の許可・管理につきましては、施設管理者の考え方によると思っておりますし、政治活動につきましては、原則自由でございますので、選挙管理委員会が管理をするところではないかというふうに考えます。  今回の場合、内容をよく把握しておりませんが、選挙運動か否かを判断するのは、選挙管理委員会ではなく警察当局が行う問題だというふうには考えております。  以上でございます。 ○議 長(森山大四郎君) 矢部議員。 ○7 番(矢部博祥君) 実は、先ほどのケースに似たようなことは、3年前も私は経験をいたしました。これもまた別の団体でございますが、会合である団体の鳥取県の代表者、八頭郡の代表者がおいでになりまして、来賓として出席されて、懇親会に入られると同時に、特定の予定者の名前を上げて、特定の時期の選挙の名前を上げて、投票を呼びかけたりという事実がございます。  結構、このような機会はあるんじゃないでしょうか。私が存じとるのはその2件ですけど、直接。そのような情報というのは、町長のお耳に入っていますか。幾つかあったかという。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 耳には入っておりません。選挙運動と政治活動とは違うというのは、今、選挙管理委員長からの話もございました。だから、その中で飲食を伴う場合には、会費制であったり、そういう部分はきちっとされているというふうに思います。  だから、そこを使用する問題と、中身の違反的な部分とは別で考えられないといけないのじゃないかなというふうには思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 矢部議員。 ○7 番(矢部博祥君) その部分の論戦はちょっと何しまして、確認をとります。今のおっしゃった公職選挙法上の161条の話、それから社会教育法20条、23条の件も私なりに十分理解をしておるというぐあいに思っておりますけれども、なお、八頭町の公民館条例第8条でも、公民館の利用制限を定めて、さっき町長がおっしゃいました社会教育法20条に規定することにおそれがあるときは、公民館の利用を許可しないと規定されているわけでございますし、それから、利用の許可というのは、公民館条例第7条におきまして、公民館長が許可するということになっておるわけでございます。  例えば、このたびの最近の冒頭申し上げました事例ですと、公民館長は、確かにある団体に対しては、多分無料だと思いますけど、そのこと自体、私問うことはないんです。それは当然ですから。そこでなされる行為に対して許可を与えたということになるんでしょうか。だれが許可を与えたんでしょう。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 矢部議員は、勘違いしておられると思うんですが、公民館としてそういう政治活動、選挙活動をしたらいけませんよというのが、公民館の部分でお話しさせて、社会教育法ですね、お話しさせていただいたんです。利用される方の話ではないんですね、これは。  だから、利用される方が、公民館を使ってどういう形態であれされようと、利用料を払っておられると思いますが、されるということに対しましては、いいんじゃないでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 矢部議員。 ○7 番(矢部博祥君) 利用される方というのは、どんな行為をしてもいいということになるわけですか。あと申し上げますが、政治活動、それから選挙活動、私も議員の一人でございますので、ある程度認知をしておるつもりでございますし、後でまた詳しいことは申し上げますけれども、それはそういう活動があっても、名前を借りてそこでやるということは、許可されるというお考えなんですか、町長のおっしゃっているのは。そういう意味でおっしゃってるんですか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) だから、先ほど選管の委員長さんがおっしゃいましたように、政治活動の中で選挙活動をされたと、ここは違反ではないかという話は、それは職員が一緒だったとしたらいけませんよ。取り締まりは警察だという話されましたね、今。  だから、後援会活動を含めまして、その公民館を利用されるということに対しましては、利便性、供与ということで問題ないんではないかなというふうに思っております。  選挙の公示、告示がないのに、選挙運動をしたらいけないんですよ。後援会活動とか、そういう限定される部分なんです。 ○議 長(森山大四郎君) 矢部議員。 ○7 番(矢部博祥君) それでは町長、そこの部分に初め入りましょう。今、選挙管理委員長からおっしゃいました。私は現場に同席してますし、必ずしもおっしゃるように公選法上は除くものというか、以外の云々ということで選挙活動を規定しておるわけでございますけども、凡例というのがございます。要するに、条件として特定の選挙について、これは言葉でも出ました、選挙。特定の選挙について、特定の候補者の当選を目的として、投票させるために直接または間接に必要な有利な行為を行った場合が選挙活動と言われるわけでございまして、特定の選挙名を出して、特定の名前を上げて、特定のよろしくお願いしますというのが、なぜこれは選挙活動でないんですか。ちょっとそれをお答えください。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。
    ○町 長(平木 誠君) よろしくお願いしますだけでしたら、いいと思います。一票をお願いしますということになれば大変でありますが、後援会活動の中で、では後援会としていろいろ報告会とか励ます会とかされますね。その中での後援会活動というのは、どういう認識でいらっしゃるでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 矢部議員。 ○7 番(矢部博祥君) 投票をよろしくお願いしますということに、言外には確かに投票というのは私も記憶ありませんので、申し上げておりません。確かに、そういう意味では逃げ道はあったかもしれません。  それでは、政治活動、政治活動は、だれが許可して。その団体が許可されたんだったら、団体は、私が借りて別の人を運んできたら、何でもできるんですか。例えば、政治活動ったら幾らでもできるんですか、名前を借りて。そういう形ではないんではないですか、又貸しですよ、これね。又貸しというのができるんかということでお尋ねしたいと思います。そういう権限は、私は借りた人にはないというぐあいに思うんです。その点の見解はいかがですか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) どういう場合の話をもっておっしゃってるかよくわからないんですが、その又貸しをしておられる、おられないというのは、どうなんですかね。それは、事実として認められて、相手の方が、でやられた話なんでしょうか。何か、想定の中で話をさせていただくと、話がこんがらがってくるんですよ。  だから、現実的に今お話しさせていただいているのは、政治活動と選挙活動とは違うという話と、また、政治活動にはいろんな後援会活動を含めてあるということであります。 ○議 長(森山大四郎君) 矢部議員。 ○7 番(矢部博祥君) 私が一番問題にしてるのは、選挙活動と政治活動の区分も確認のためにしただけでありまして、そのことは問題ではないんです。公民館の運営というのは、社会教育上も八頭町の条例も含めて、それの使用許可、利用許可というのは、だれが権限持ってするんですか。それは、公民館長ということになってると思うんですが、だれか、どこかの団体が借りたら、一定の選挙活動で使う場合というのは決まってますんで、これ以外の今の時期においてですね。  要するに、借りた人が、しかも無料で借りた人が、団体が又貸しして、その方を入れてするということは、可能だというぐあいにお考えなんですかということがポイントなんですよ。それでちょっと、いかがですか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) だから、現実的にこういうことがあって、どうだという事例を出されないと、答弁にならないと思います。  私が申し上げましたのは、公民館、この社会教育法でいう23条では、公民館は特定の政党の利害に関する事業を行い、または公私の選挙に関し、特定の候補者を支持する行為を行ってはならないこととなっております。  そこで、公民館使用団体が会合の中で選挙、政治活動と思われる行為をしたとしても、公民館自体が特定の政党、候補者などを支援することには該当せず、利用制限はしておりませんということであります。 ○議 長(森山大四郎君) 矢部議員。 ○7 番(矢部博祥君) それは、回答ですか。何かの回答と。町長の回答とお受けしていいんですか。凡例と考えていいんですか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) これは、一番初めの答弁の中で述べさせてもらったものを繰り返しさせていただいた。 ○議 長(森山大四郎君) 矢部議員。 ○7 番(矢部博祥君) 私は、23条のことは話の過程で出ておるだけで、余り重視してないわけです。利用権の問題を言ってるわけですよ。あくまでも、これが一番大事なことでして、そういうことでどんどんあれされたら、おかしな運営になってくると、公民館というのは、いうことを申し上げておるわけでございまして、それに対して何か明確な回答がないように思うんですけれども、繰り返し同じようなことを申し上げてもあれですけども。  私は、確かに23条というのは、公民館自体がやることを言っているのは、十分承知しているんですよ。条例のほとんどは、凡例も含めて読んで、ある程度のことは理解しているつもりですので、何回も言うようですけども、それでお尋ねした。  利用権というのは、又貸しでも許されるのかどうかということを、やっぱりきっちりしておかないと、ざるになるわけですよ。だから、その点については、いろんな面で今後のことがあるんで、私も確認をとっておきたいと、これが趣旨でございます。本来の目的とされておる社会教育法にいう、公民館の通常の利用方法というのをやっぱり守っていかなきゃいけないんじゃないか。一定の状況で許された範囲のことを言っているんじゃない。許されてない範囲だと思ってるからこそ聞いているわけなんですね。  もう一度、町長の答弁を求めます。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 事実確認、はっきりおっしゃいませんが、これは政治活動、選挙活動にかかわることのみならず、公民館の使用を申請する場合に、第三者の名前をかたって申請すること自体は、以前の問題だというふうに思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 矢部議員。 ○7 番(矢部博祥君) 第三者をかたられたかどうか知りませんけども、そこで明らかに、特定の名前を出せば何ぼでも出せるんですけど、きょうは控えておこうと、こういうことですので、そのほうがよろしいんじゃないですか、町長。  私は、そういうことよりも、基本論をお尋ねしているわけで、特定の団体、もしくはそこに乱入された。御本人は、乱入しまして申しわけありませんとおっしゃったんですよ。乱入された方は、御本人がおっしゃってるんだから言いますけれども、乱入された方を私は今直ちに責めてるわけではないんです。責めてるとお尋ねしているわけではない。町の姿勢としてどうなのかということをお尋ねしているわけでございまして、そこを明確にしていただければよろしいんですが、どうも御回答ないようでございますが、私の時間も10秒ぐらいになりましたので、ここで質問を終わらせていただきまして、これも課題とさせていただきます。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 私が知らないことを矢部議員は知っておられます。私は、事実を知りません。だから、こういう状態で、こういうことがあったと具体的に言ってもらわないと、私も抽象論しか答弁ができないわけであります。だから、基本的に第三者の名前で使用を申請されること自体は、間違っております。これはだめです。  だから、政治活動、選挙活動というのを公民館を使ってできるわけですから、堂々と、もしそうであればされるべきだというふうに私は思います。 ○議 長(森山大四郎君) 矢部議員。 ○7 番(矢部博祥君) もう最後に思ったんですが、それでは、あと後日、町長にきっちりと紙でもってお示しをいたしましょう。本日は、遠慮しておきます。 ○議 長(森山大四郎君) それでは町長、もう終わりましょう。 ○町 長(平木 誠君) 答弁につきましては、いや、いいんですけど、先ほど町長と話をすると言われましたもんで、これは教育委員会。公民館ですから、公民館のほうときちっとはっきりしていただきたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) はい、わかりました。  それでは、終わりましょう。 ○7 番(矢部博祥君) はい、終わります。どうも。 ○議 長(森山大四郎君) これにて、7番、矢部博祥議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(森山大四郎君) 暫時休憩いたします。    (午前11時32分) ◎再  開 ○議 長(森山大四郎君) 会議を再開いたします。   (午前11時38分) ○議 長(森山大四郎君) 9番、池本 強議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎池本 強議員質問 ○9 番(池本 強君) 平成22年第7回八頭町議会定例会に当たり、1、沿線地域住民による若桜鉄道に対する協力、支援活動について、2、自治基本条例(仮称)の制定について、平木町長へ御質問いたします。  まず初めに、沿線地域住民による若桜鉄道に対する協力、支援活動についてであります。昨年3月、国土交通大臣より、鉄道事業再構築実施計画が認定され、存続が危ぶまれてきた若桜鉄道も、いわゆる上下分離方式によって事業再生に向けてスタートしてから1年が経過いたしました。  再構築事業の実施期間は、平成21年4月から31年3月までの10年間であります。5年後には計画の見直しがされるということでありますが、経営を軌道に乗せるには、何といっても利用促進による増収体質の構築が重要な柱であることは、言をまたないところであります。  しかし、そのためには、沿線地域住民の若鉄存続への熱い思いと、具体的な協力、支援に向けた活動が、これまた重要と言えるのではないでしょうか。  実施計画では、住民支援団体等によるマイレール運動として、住民等が駅周辺の美化運動を展開するとあり、また、連携計画では、地域の歴史、観光資源との連携として、登録有形文化財の駅施設の復元整備が計画されております。  ついては、これらに関しまして、以下質問します。  ①登録有形文化財の駅施設の復元等整備について  ②住民等による駅周辺の美化運動について  ③守る会、保存会等、各種団体、グループの活動について  以上であります。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは、9番、池本議員の一般質問に対しまして、お答えしたいと思います。  沿線住民による若桜鉄道に対する協力、支援活動についてでございます。  最初に、登録有形文化財の駅施設の復元等の整備でございます。昨年度から、国土交通省から地域公共交通活性化再生総合事業補助金の交付を受けまして、各駅施設の整備を行ったところであります。昭和初期の建築でもあり、修繕箇所を目立ちにくくするように、着色などにより配慮しております。また、登録有形文化財に登録されましたことから、ベンチなどにつきましても木と鉄の組み合わせにこだわりまして、古いベンチとほぼ同じようなデザインで整備したところであります。  ただ、現在すべての施設が整備できておりませんので、引き続き屋根やとよなども順次手を入れていきたいと考えております。  今年度の予算で、一般会計予算でも予算化させていただきましたけれども、町単独で300万円つけておりますし、利用促進協議会、90万円、こういうものを活用していきたいというふうに思っております。  次に、町民等の皆さんによる駅周辺の美化活動であります。丹比駅では、上南老人クラブ、八東駅では才代一と才代二の老人クラブ、安部駅では、上日下部老人クラブ、隼駅では、隼地区婦人会と隼駅を守る会、因幡船岡駅では、船岡地区婦人会の皆様により、駅構内の草刈りや清掃の美化活動、花の植栽等にも取り組んでいただいております。  また、徳丸駅では、下徳丸集落の共同作業によります美化活動と、有志によります冬場のイルミネーションにも取り組んでいただいております。  若桜鉄道開業以来の活動として取り組んでいただいている事例もあり、大変ありがたく感謝をしているところであります。  最後に、守る会、保存会等各種団体、グループの活動についてであります。隼地区におかれましては、昨年3月に隼駅を守る会をいち早く立ち上げていただきました。精力的に活動され、感謝を申し上げたいというふうに思います。新聞、テレビなどで報道も多く、若桜鉄道への集客にも大きく貢献していただいていると考えておるところであります。  現在のところ、因幡船岡駅、安部駅、丹比駅の三つの駅周辺においても、駅周辺の活性化について検討していただいておりますし、先般、6月1日付で安部駅を守る会の立ち上げということで、正式に報告がございました。町としても、何らかの支援を行いたいというふうに考えております。  いずれにいたしましても、池本議員御指摘のとおり、若桜鉄道の運行を継続していくためには、より具体的な協力や支援に向けた活動が重要であります。皆様方の絶大な支援をお願いいたしたいと思いますし、町自身がやはりこれに向けて力いっぱい頑張っていくべきだろうと、いかなければならないというふうに考えております。  以上でとりあえずの答弁とさせていただきます。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) 初めに伺いますが、文化財の保護、保存管理、これは通常だれといいますか、どなたが行っているのでしょうか。その点をお聞きしたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 財源の内訳は別にしましても、持っている者の責任だというふうに思っています。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) 持ってる者というのは、具体的には若桜地域は若桜、八頭町地域は八頭町ということで理解してよろしいでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 鉄道、軌道部分につきましては、最終的には若桜町と折半なんですけども、駅につきましては、それぞれの保有する自治体で守っていこうということになっております。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) 復元等の整備の取り組みということでございまして、先ほども若干、今までやってこられたことを本年度も予算化して取り組むということでございますが、具体的にこれからどういった形でやっていこうとしておられるのか。本年度の予算に限らず、これからの復元等の経緯、計画といいますか、そういった点についてお伺いしたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 申しわけないんですけども、一つおくれておりますのは、例えば、因幡船岡駅でしたら、こことこことここを修復しなくちゃいけないなという、例えばですね。それがまだ具体的にできておりません。  今考えておりますのは、屋根の修繕とか、とよの修繕、美観。有形登録文化財ですから、当時のままにそっくりにはならないんですが、当時のままの内容の景観の部分を守りながら修復したいというふうに考えております。  予算も可決していただきましたんで、各駅の具体的な部分を早急にまとめてやっていきたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) 今、八頭町の取り組みということで、これから計画を立てていくということでございまして、その辺を明確にしていただきたいということを申し上げておきたいと思いますが、若桜町としては、若桜の駅その他、地域の者、関係町の者ということでありましょうが、若桜町内の者ということでございましょう。その辺の若桜町の取り組みについては、どういう認識をお持ちでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 若桜町のほうもそれぞれやっておられまして、何とか中身的にもずっと補修もしておられます。その中で弊害が出たということもあったんですけども、それは若桜が考えられてやっていくべき問題だろうし、先ほど申し上げましたように、八頭町の郡家を含めまして八つあるんですが、七つの駅というのは、八頭町として修復していく。いろんなことがあるんですけども、やっていくべきというふうに思っております。若桜町もそれなりの取り組みはされてるとお聞きしております。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) 今、答弁もあったわけでございますが、文化財といいますか、遺産等が保存なり復元されていくということ、そのことが若桜鉄道の存在そのものが高まっていくし、さらにそのことによって観光客、マニア等の誘致につながっていくということだろうと思うわけでございまして、そのためには何といいましても沿線地域住民の、先ほど申し上げましたが、取り組みが必要ではないか。この点につきましては、町長の答弁があったとおりでございます。  そういった形での取り組みをやっていかなきゃならないということを申し上げておきたいと思うわけでございます。  それで、若桜のことになりますので、認識されているかどうか、その辺がおわかりでなかったら結構でございますが、若桜駅構内には、復元された転車台、給水塔等、さらに多可町から譲り受けた蒸気機関車、SLが置かれておるわけでありますが、これは鉄道公園という名称でよろしいでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 以前お話ししたことがあるのは、そこの部分を鉄道公園みたいな格好にして、指定管理者みたいな格好でだれかに管理していただいたらという話もさせていただきましたけども、これは実現しておりません。  だから、きょうもいらっしゃいますけども、若桜鉄道の職員さんがここの部分にかかわっておられるわけです。だから、今後いろんなことが想定される中で、何か一つの線引きもしておかないけないんじゃないかなというのが私の考え方であります。
    ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) 私が初めに確認したいと思って申し上げたのは、鉄道公園という名称でいいのかどうかということでございます。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) ちょっと正式には承知しておりません。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) 連携計画の中では鉄道公園の整備という形で文言が出ているので、鉄道公園ということだろうということで理解するわけでありますが、ここに入っていくには、現状として入場料が要るということでございましたが、幾らか御存じでしょうか。わからなかったら結構です。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 記念切符なんかもお出ししておりまして、単独で来られる方もいらっしゃるかもわかりませんが、ツアーの場合でしたらいろんな方策もあります。入場料、300円だというふうに思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) それで、先ほど申し上げましたが、連携計画の事業の中に鉄道公園の整備という項目が上がっております。先ほどお話もあったわけでありますが、結局まだその辺が具体的にどうなっているのか。  要するに、私がお聞きしたいというのは、鉄道公園という形で、これは直接管理も若桜にあるから若桜町なのか、あるいは、八頭町と全体のものなのか、その辺を含めて、公園の整備計画というものにつきまして、まだその辺が立ってないということだったら結構でありますが、それとあわせて管理ですね。若鉄の会社の管理なのかどうか。若桜町の管理なのかどうか、その辺をお聞きしたいと思いますが、いかがでしょう。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) SL自体は、若桜町が代表で受け取りをされましたわけですが、実際は寄附金等でされたわけであります、実行委員会の中で。  私が当初お話させていただいたのは、ここの位置づけというのは、若桜町のものなのか、また、鉄道の一部の自然公園なのかという部分があるわけです。まだここが明解になっておりません。  だから、こういう部分は若桜町と協議をしていって、きちっとしておくほうが後々のためにもいいんじゃないかなというふうに思います。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) ちょっと先ほど触れられたのですが、確認したいと思うわけですが、その辺はまだはっきりしてないと。具体的に、鉄道公園の所有、さっきSLは若桜というような話があったわけですが、所有はだれなのか、管理者はだれなのか、その点をちょっと再度答弁を求めたいと思いますけど。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) いろんな管理をしていただいているのは、若桜鉄道の職員さんとかボランティアの方々であります。  だから、ここの位置づけというのは今、明解になっておりません。だから、私はこれは明解にしたほうがいいな、いいじゃないですかというのは、ずっと以前から提案させていただいておるところであります。今後の課題であります。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) 今後の課題ということでありますので何でございますが、それでまず、管理につきまして、実体が十分把握されてないかとは思いますが、いわゆる若桜鉄道の職員の皆さんがやってらっしゃるということでございますが、ボランティアという話もございましたが、地域の方なり、あるいはマニアの方なり、あるいは小学生等ですね。小学生でどこまで管理作業を手伝うことができるかどうかあろうかと思いますが、そういった方々も含めたみんなの公園というような形での管理作業といいますか、ボランティアの方の参加を求めたような形での活動というようなことについては、町長はどういう御認識をお持ちでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 若桜町と協議をさせてもらいたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) 御案内のとおりだと思いますが、鉄道公園のもととなった転車台の修復は、SLに対する熱い思いのある方が一人で始められて、それに地域の有志の方々が加わって、給水塔等を復元されて今日に至ったと。もちろん、SLにつきましては、町を初め若桜町ですよ、地域の方々の募金によって設置されたというようなことでございまして、これが本当に地域のものとして、これは八頭町も含めてでございますが、管理されていく。皆がそれには加わっていく、参加していく、そういった体制が若桜鉄道全体でもございますが、特に一つの目玉でございます鉄道公園のSLのみならず、観光客の来園といいますか、誘致につながっていくではなかろうかと思うわけでございまして、そういった点で行政としてもきちんとしたかじ取りを行っていく必要があるではなかろうか。  今、先ほど町長の答弁にもございましたが、再度その辺の御見解をお伺いしておきたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 郡家駅を除きまして八つの駅、それから19.2キロというのは、若桜町と八頭町との共有財産でもありますし、沿線というのはこの2町しかないわけですから、お互いがそういう部分では共有してやっていくべきだろうと。おっしゃるとおりだというふうに思っております。  だから、隼駅の八・八の祭りのときにも、若桜の町長はやっぱり来てもらいましたし、来られましたし、そういう部分で両町が連携をとるべきだというふうに認識しております。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) もう一点、関連しまして、いろいろ整備されていくわけでありますが、既に存在、文化財として認定されているということでございますが、観光客、あるいは地元の方にとっても県道、国道等々から見まして、そういった文化財、遺産の案内標識というのが少ないように私感じるわけでございまして、ユニークな目立つ案内板を両町含めて設置していく必要があるではないかと考えますが、この点についてはいかがでしょう。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) これは、八頭町側は八頭町で考えていくべきだろうというふうに思っております。  だから、ありましたように、隼駅のルートがなかなかわかりにくいというのがございまして、県や国交省にもお願いしているわけですけれども、こういう部分では何とかしたいと思っておりますし、また、各駅につきましても、国道からさっとわかるような感じの。標識も出ているところもあります。ありますけども、そういう部分がないとすれば、町として町自身で動かなければならない部分もあるというふうに思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) 次に、2番に移りたいと思いますが、現状につきましては、先ほど各駅の老人会、婦人会等を中心にして、あるいは守る会等々を含めた活動というので答弁があったわけでございますが、そういった地域住民の美化活動についてでございますが、今後どういった形で発展させていくのか。あるいは、行政としてどう支援していくのか、その辺の見解を求めたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 既に支援はさせていただいておりますし、ボランティア精神の中でやっていただいているというふうに思っております。  だから、ここの部分ですね。先ほど申し上げましたように、因幡船岡、それから安部、丹比駅、今、準備会を立ち上げ。安部は立ち上がりましたけども、準備会をして、今、立ち上げをしていただいております。  だから、こういう部分で皆さんと話をさせていただく中で、町のできることということにつきましては、一時力も要るかもしれません。こういう部分については、対応させていただく中で進めていくべきだろうというふうに思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) 今、支援しているということもおっしゃったわけですが、現状として具体的にどういった支援をとったらいいのかということをお聞きしたいと思いますが。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 現状の美化活動というのは、わずかな費用を出させていただいているということでありまして、今後、これを美化のみならず拡大していくということになりますれば、そこの部分に町費が入ってくるというふうなことになるではないかなと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) あわせて、よその町のことはいいかと思いますが、若桜駅のその辺の取り組みを、もしも認識されておりましたらお聞きしたいと思いますが。この美化活動と住民を含めた活動の状況ですね。わからなかったら結構です。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 八頭町と同じような状況だというふうに思います。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) それで、それぞれの町で、町というか各駅で地域の住民の方を含めて活動されているわけですが、私は若桜を含めて、沿線のそういった取り組みというものに対して、もちろんこれは住民自身といいますか、そういった各組織でございますが、ネットワークをつくっていくとか、あるいは、それらの活動について町報等々で地域住民の関心を高めるがためにも紹介していくと。若干はされているわけでございますが、その辺について町長の見解を求めたいというふうに思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 町として、私の考え方かもしれませんが、各駅につきまして、何とか駅周辺には特色あるものとか、何か関連づけのものがあるんじゃないか。何かこのあたりを発掘してほしいというふうな思いの中で、各駅のほうに、手法はいろいろありましたけども、お願いしてまいっております。  点だけでは、おっしゃるようにいけませんから、これが面となり広がっていく、これが理想でありまして、町としてこのあたりを今後ともしっかりやっていきたいなというふうには思います。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) もう一点お尋ねしましたのは、そういった活動状況を町報等々で御紹介すると、紹介していくという点についてはいかがでしょう。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 既に活動しておられる隼駅等につきましては、やらせていただいております。そういうことは、ぜひやらせてもらうような、守るべきとかそういう部分が早くでき上がってほしいなというふうに思います。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) 次に移りたいと思います。  町内のある駅の守る会でございますが、この会は、先ほど町長もお話がありましたが、一昨年ですか結成されて、献身的なリーダーと役員のもと、同名のバイクのライダーが集まる人気スポットとも相まって、地区を挙げて諸活動を展開されておられるわけでございまして、先ほど町長のお話があったとおりでございまして、いろいろな賞を受けたり補助を受けたり、高く評価されてきておるわけでありますが、これは何よりも地区民の若鉄に対する、駅に対する思いと、地区を挙げての一体的な取り組みがその基盤であると思いますが、そのことは1,000円の会費を払う加入者が、本年は前年よりも1割以上ふえたと。200人越えた、220人を越えたというふうな現状からしても、知ることができると思うわけでありますが、こういった形の活動について、先ほど関連して、他の駅でも取り組みが始まっている。既に結成されたとこもあるということでございましたが、こういった改めてお聞きするわけでございますが、会ですね。守る会等々の組織化のねらい、位置づけについて、改めてちょっとお聞きしたいと思います。どういった活動を期待されておるのか、その辺の見解をお伺いしたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 先ほど申し上げましたとおり、一番身近な町民の皆さんが、各駅の特色、周辺も含めまして、よく御存じだというふうに思っております。  だから、駅と名勝地とかそういう部分の結びつきとか、駅周辺の活性化を含めて、子供会とか老人会とか、いろんな方々の団体をくるめられまして、駅というものを中心にした活動をされる。これが、点が線になっていって、ネットワークになれば一番いいと思っておりますし、また、そこをやられるに当たりまして、町とこういう部分はこうしたいんだというふうな話があれば、町としても支援をしていって、守る会、名前は格好はどうでもいいんですけども、やっていくべきだというふうな考え方を私は持っております。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) それで、まだそういった動きがないところも、ほぼ全域にあるのかどうかわかりませんが、その辺のまだのところに対して、行政としてどういう手だてをしていこうと考えておられるのか、お聞きできればと思いますが。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 一つの例ですが、安部駅の寅さんの写真、パネルを掲上させていただきました。個人の方が撮っておられたものだったんですが、これを勝手に掲げるということは、相ならんと。肖像権の許可が要ります。  だから、例えば、松竹に話をさせていただく場合に、松竹と町と連絡をとっていただいて、代表になってそこの部分を協議もさせていただき、今、寅さんの写真が上がっとるわけですね。例えば、そういうソフトの部分がございますし、また、ハードの部分があるとすれば、財政的援助になるのかなというふうに思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) 今、財政的援助ということがあったわけでありますが、行政としてこれらの団体の活動支援をどうやっていくか。財政もできればそれはいいわけでありますが、そこだけにとどまらない。いわゆる、それ以外の行政としての支援、その辺はどういうお考えでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 何か具体的に言ってほしいんですけども、例えばですよ、SL誘致であそこに行きたいとかというふうなことにつきましては、公用車を出すよとか、そういう部分での支援はできるなと思いますが、池本議員が、こういう部分で具体的にあるんだけどなというのがあったら、答えやすいんですけど。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) 私はそこまで深く何してないわけですが、一つの例として、それぞれの守る会が、それなりのイベント等を計画するということになりますと、当然、地域の方々がみずからが参加して盛り立てていく、準備していく、その事業にも当たっていくということでございますが、行政としてそういったイベント等、かなり規模の大きなものになった場合の人的応援といいますか、そういった点については、一つの例として、町長のお考えをお聞きしておきたいと思いますが。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) これは限定版だったんですが、隼駅の関係では、隼地区出身の職員が全員出ておりましたし、また、そういう部分では観光協会も含めまして、町の職員も含めまして、支援体制は考えてみたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) ところで、こういった団体等が行う事業、どうしても駅を中心とした事業でございますし、さらに、ボランティア的に作業を行う。いろいろ花を植えたり草を刈ったり、そういったいろいろな事業がある、事業をやられるわけですが、実施されるわけですが、その場合の手続的といいますか、行政または若鉄との関係というのは、どういう形になっとるんでしょうか、その辺をお聞きしたいと思いますが。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) こういう場合、三者がきちっと情報を共有する中で協議をしておかないと、事故につながるようなことがあってもまいりません。また、設備の問題で、先ほどありましたように、運行に支障を来すようなことになってもまいりません。  だから、許可する、許可しないでなくして、共有をしていく中で、協議をしていく中で進めていかないと、誤解を招くというふうなことになるので、十分話し合いが必要だと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) 具体的には、具体的といいますか、基本的にはそういうことで結構だと思いますが、一つのその辺がルール化されてるのか。あるいは、その場その場の対応なのか。そして、それらは行政が窓口なのか、それぞれの町が窓口なのか。あるいは、会社が、若鉄、鉄道運行している会社が窓口なのか、その辺はどういう形になってるでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 残念ですけど、ここを今ルール化できておりません。例えば、守る会のほうで直接、若桜鉄道のほうに話をされる場合もありますし、町のほうには、こういう話をするからなというふうなことで済む場合もあります。  だから、こういう部分はルール化されておりませんが、三者が共有しなくちゃいけません、お互いですから。かたい話になりますけども、そういう方向での検討はしてみたいなと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) 先ほど、鉄道公園のことでも触れたわけですが、SL遺産の修復の取り組みを始めた方々が、SLが設置された後の20年3月に、そういったグループの活動を始められているわけでございまして、沿線のSL関係遺産の保存や復元活動等、ボランティア活動としては行ってきておられるようでありますが、それは因幡船岡、隼、八東等の清掃活動なり、あるいは鉄道公園の給水塔屋根の設置工事、あるいは隼駅のホームさくの復元、あるいは落石覆いの雑草・雑木除去、さらには丹比駅にありますホーム屋根支柱小レールの刻印復元作業等々やってきておられるようでございます。  その方々が、今回八東駅の、今は雑草が生えているわけでありますが、残土で埋没している貨物ホームの復元を会社にお願いされたら、許可が出なかったというようなことをお聞きしておるわけでありますが、そのことについて町長は経緯を御存じでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 薮田企画課長。 ○議 長(森山大四郎君) 薮田企画課長。 ○企画課長(薮田邦彦君) お答えいたします。  若桜鉄道のほうにその要請がございまして、許可するか否かということで検討をされたようであります。無人駅ということもございますし、あそこを掘りますとホームのほうの土砂が崩れ落ちる可能性もあるというようなことで、適当でないのではないかという判断のもとに、現在の答えがあるというように承知をいたしております。  以上でございます。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) 今は課長の答弁でございますが、私がお聞きしていることでは、八頭町と協議したと。もちろん、町長御存じでないでしょうがということですね。  ですから、その辺の協議の経過をお聞きしたいと思います。今おっしゃったとおりということですかね。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。
    ○町 長(平木 誠君) 薮田企画課長。 ○議 長(森山大四郎君) 薮田企画課長。 ○企画課長(薮田邦彦君) 八頭町と協議ということでありますが、先ほど申し上げましたように、私のところに話がありましたというところであります。判断としては、安全上の配慮という部分でもって、若桜鉄道のほうが一定的な判断をされたということでありまして、その部分の答えをお聞かせいただいたと、こういう状況でございます。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) それなりに鉄道は安全運行ということが第一でありますから、その辺は大事だと思いますが、先ほど私は、町長の答弁が大事だというふうに考えるわけでございます。すなわち、三者で協議していくんだということですね。  それで、遺産保存の先駆け的活動を行っているグループだというふうに私は考えるわけでございまして、いろいろ縁の下の力持ち的な活動をやってきておられる、そういった方々だろうというふうに、ボランティア的に理解しているわけでございまして、その辺を、それらの団体のそのグループに限らず、活動が円滑にできるような支援体制というのは、行政としてもちろん安全ということは第一でありますが、それなりの安全を確保しながらできるということはあり得ると思うわけであります。そういった団体の円滑な活動ができるような体制といいますか、そういった協議の上にやっていくということが必要だろうと思うわけでありまして、その辺はそれなりになされているでしょうかどうか。わからなかったらわからないで結構でありますが。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) ありましたように、やっぱり事故があったらいけませんから、中身的には我々行政職員はわからない部分があるんですが、そういう運行につきましての安全度、安全性というのは、若桜鉄道の御意見を聞かせてもらわなくちゃいけないというふうに思っております。  けれども、木で鼻をくくったような話でなくして、こういうことでこうなんだというようなことは、丁寧にお答えすべきだろうというふうに思っております。  だから、先般も八東駅に、この部分に桜の木を植えたいんだけどどうだろうかなというのは私もしましたけど、そういう部分みたいに、対応できる部分と対応できない部分があるようですので、若桜鉄道の職員も限られておりますし、監督員をつけなくちゃならないというふうな事態も想定できるかもわかりません。  だから、そういう部分を一方通行的な返事でなくして、理解をいただく中での話にしていくべきだろうと。せっかくの御好意が、何か台なしになってしまうともったいなというふうには思います。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) この件については、特定の団体的なことになるので余り深くは申し上げませんが、今、町長がおっしゃったような形で、現在は許可されてないということでありますが、その辺の話し合いといいますか。では、安全な運行といいますか、運行に支障のないような形での作業ができないのかどうか、その辺を含めた話し合いといいますか、協議の場を持つように、団体の円滑な活動を支援するような場を設定していただくと、そういったことも考えていくというようなことについてはどうお考えでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) ちょっと私も情報を共有しておりませんのであれなんですけども、調査しまして、もう一度仕切り直しをしてみましょう。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) ぜひ、その点は強く申し上げておきたいと思いますが。  冒頭申し上げましたように、若桜鉄道の運行を確かなものにしていくためには、会社・行政の経営改善と相まって、沿線住民の皆さんが具体的にどれだけ協力し合い、そういった活動が展開できるのか。また、その活動が円滑な形で取り組めるというような形を構築していくことが、私は欠かすことができないではなかろうかというふうに考えるわけでありまして、そのための体制確立を重ねて強く申し上げて、次の質問に移りたいと思います。  次に、2番目の自治基本条例の制定についてでございます。  地方分権時代における自治体運営の仕組みづくりを行うための自治基本条例の制定に向けた取り組みが行われてきております。昨年9月議会においては、22年3月議会の提案に向けて協議を行っていくとのことでありましたが、現時点では議会に対して素案と、それに対する逐条解説が提示されている段階でございます。  そこで、これに関しまして以下質問したいと思います。1、条例制定に向けた経緯と今後のプロセスについて、2、条例制定の目的、意義について、3、条例の素案について、4、条例制定により、町の運営の仕組みはどう変わっていくのか、以上でございます。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは、2点目の自治基本条例の制定についてということでございます。  条例策定に向けた経緯と今後のプロセスということでございまして、自治基本条例の、仮称ですが、策定につきましては、平成20年3月定例議会におきまして、池本議員の一般質問で策定する旨の答弁を行ったことから始まっております。  昨年9月にも自治基本条例の質問をいただきました。経緯といたしましては、平成20年8月に職員によります自治基本条例検討プロジェクトチームを結成させていただき、10数回にわたり条例案につきまして検討を重ね、条例のたたき台を取りまとめたところであります。  その後、自治基本条例(仮称)の制定に向け、自治基本条例の策定に係る調査・検討を行うために、平成21年3月に町民代表11名と学識経験者1名の方の計12名の委員で構成します、八頭町自治基本条例策定委員会を設置させていただき、同日には第1回の策定委員会を開催されております。  会では、職員の作成した条例案を参考にしながら、委員会で条例案の協議がなされることになりました。以来、昨年12月10日まで計17回にわたりまして委員会を開かれ、学習会や意見交換などによりまして、委員自身の自治基本条例の理解を深められるとともに、条例の素案まとめをしていただきました。12月25日の議会全員協議会では、上田委員長にも出席願いまして、議員各位に素案の説明を行わせていただいたところであります。  22年度に入りまして、議会から条例の素案に対しまして、逐条解説作成の依頼を受けまして、4月20日に第18回の委員会を開催され、26日に議員各位にお示しをさせていただいたところであります。  逐条解説に対します内容につきまして、議員各位から御意見を伺いたいということで取りまとめをいただき、5月11日に質問・意見などをいただいたところであります。  5月29日に第19回の委員会を開催し、御意見等につきまして協議を行われたところでありまして、改めて意見等に回答されたいということであります。  よりよい条例とするためには、プロセスが重要であるというふうに考えておりますので、町民によりますまちづくりという本条例の趣旨にのっとりまして、今後、議会との調整を図りながら、町民意見公募による町民への情報提供、意見反映を図ってまいりたいと思います。  また、広報によります周知やフォーラムを開催いたしまして、町民の本条例の意識の醸成を図っていくこととしております。町民機運の高まりが必要だというふうに思っておりまして、この秋予定しております行政懇談会でもお話をさせていただきたいということでございます。本条例の制定に向けましても、今後も御理解をいただきたいと思います。  条例制定の目的・意義でございます。  それと、スケジュールといたしましては、今後、少し断りしなくちゃならないんですが、本当はこの4月には制定ということだったんですが、少しずれ込んでおりまして、大変申しわけなく思っております。これから、議会の皆さんとの話し合いがあるわけですし、10月ごろからはフォーラムとか意見公募、また、それで策定委員会で再検討。ちょっと1年おくれるような格好になるんですけども、来年の4月の発行に向けて進めていきたいというのが私の願いであります。  条例制定の目的・意義ですが、社会情勢や生活環境が目まぐるしく変化する今の時代では、さまざまな地域課題が発生し、住民ニーズも多様化してまいります。地域課題や住民ニーズは、それぞれの町により異なり、統一的な憲法や法律だけでは、これらの課題を解決することが難しいというふうに思います。  また、地方分権の推進によりまして、国・都道府県・市町村が同列といいますか、対等関係になりまして、地方にもある程度の権限と財源が与えられるようになりました。そのため、どんな町にしていくのか、自分たちで考え、決定し、責任を持って行うことが必要となります。  行政や議会は、これまでのように町民の皆さんのために、その責務と役割を果たしていくことが必要であるということは言うまでもありませんけれども、町民の皆さんも行政や議会任せばかりでなく、まちづくりの主体として自分たちの町のためにみずから考えていただき、決定をされていくことにも意義があると思います。  また、自治体とは、役場だけでなく、議会・町民の皆さんも含めて自治体でありまして、役場や議会がよりよい行政運営を行うためには、いつの時代においても町民自身も力を大いに発揮できるような原則を定めて、制度や手続、仕組みをルール化することが必要だというふうに思います。  町民・議会・行政、それぞれの責務や役割、町民参画や協働によるまちづくりを行うための仕組みなど、八頭町のまちづくりの基本的な事項を定めた自治基本条例を制定することにより、議会・行政主導のまちづくりだけではなく、町民の意思が反映されるような、町民が主体となったまちづくりを実現するというのが基本でございます。  条例の素案についてですが、基本的には私はいいじゃないかなと思いますが、気になっていることが3点ほどあります。住民投票がございます年齢の問題。また、永住外国人が国のほうでも議論されておりますが、投票権の問題。また、町長のローカルマニフェストというのが入っていると思うんですが、これは私はほとんど今の議員各位もそうなんですが、自分の意見を掲げておられます。当然あるとは思うんですけども、位置づけとしてはあったほうがいいんじゃないかなという考えを持っております。  以上が3点であります。  それから、条例制定によりまして、町の運営・仕組みはどう変わっていくのかということでありますが、町民参画や町民・議会、行政との協働のまちづくりを進めるという自治基本条例の趣旨から考えましても、町民の皆さんみずから考えられた条例であることに、まず意義があるというふうに思いますし、また、町民代表の委員の皆さんに協議をいただいたということも価値があると思います。  この条例を制定したことによりまして、あすから地域が直ちに変わるということにはならないとは思いますが、この条例は町民の方と一緒にまちづくりしていくための原則やルール、仕組みをつくるものでありまして、基本条例であるので細かい部分は盛り込めておりません。まちづくりの基本原則、情報共有、説明責任などが盛り込まれていまして、まず、役場の情報を形だけでなく町民の皆さんにわかるように伝えなければ、町民の皆さんもまちづくりに参加することはできないというふうに考えております。  この条例によりまして、町民と皆さんと、今まで以上に一緒にまちづくりを進めていくという仕組み、町民一人一人ができる方法でまちづくりにかかわっていただき、多くの町民の支えられている八頭町になるようにしたいという思いであります。  この条例を通して、みずから考え、行動する町民の皆さんを少しでも多くふやしていただき、地域を支える町、町民をふやすことによりまして、役場職員、町民のお互いが今まで以上の意識を変えていくことになるというふうに位置づけております。  とりあえずの答弁とさせていただきます。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) 先ほども町長が言われたわけでありますが、昨年の3月に策定委員会が開催されてから17回、せんだって19回目が開かれたということでございますが、まずもって、この間の委員各位の御努力、深く敬意を表するものでございます。さらに、これからが山場となると思いますが。  それで、初めにお伺いしたいわけでありますが、策定委員会でどういった検討状況であったかということを確認したいがために、議会調査依頼票により会議録を求めたわけでありますが、これに対して意見交換概要というものが回答されたわけでありますが、これが会議録の抜粋だろうと思いますが、なぜ会議録は来なかったのか、初めにちょっとその点確認しておきたいと思います。 ◎休  憩 ○議 長(森山大四郎君) 暫時休憩します。      (午後 0時28分) ◎再  開 ○議 長(森山大四郎君) 再開します。        (午後 0時29分) ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) すいません。会議録という要求の中で回答させていただいたのが、表題が策定委員会意見交換会概要になっております。これは、会議録ということでございますので、概要になっておりますが、会議録そのものということであります。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) ええですといいますか、そこを何するわけじゃないですけど、結局、意見交換された部分だけですね。開会あいさつがあって、何があって、それから具体的な議論があったということでございましょうが、要するに改めて意見交換概要という形で整理されなくても、会議録そのものをいただきたかったと。情報公開で請求すれば出るわけでしょう。その点、1点申し上げておきたいと思います。  それで、要するに経緯とプロセスの中でございますが、いろいろこれから秋の行政懇談会等、あるいはフォーラム等を開催されていく。もちろん、パブリックコメントもなされるでありましょうが、そういったことで本当に住民の、前も町長がおっしゃってたわけでありますが、この自治基本条例に対する意識の醸成といいますか、その辺が図られるでしょうかという点について、ちょっと見解を求めておきたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 図っていくべきだというふうに思います。今現在の条例につきましては、それぞれの国の憲法からかけまして、法律に基づいてできているところであります。  近年、情報公開も叫ばれますし、いろんな法律が出てまいっております。だから、この法律に反した条例になってはいけないわけですけれども、今現在、町の条例も見ていただきましたとおり、男女共同参画の法律も含めまして、いろんな分野で町民参画の部分での条例になっております。  だから、この基本条例が、今ある条例をすべて否定しているわけではありませんで、今既に歩んでるわけですね、歩んでおります。だから、そういう中で、これに条例よりちょっと、今の条例がそぐわないなというのは修正が必要でありましょうし、修正が要らない条例もあると思います。  だから、基本になる部分を、先ほど申し上げましたように、いつの時代でもここの部分というのは、きちっと保障されてるというのを、今この議会、この八頭町議会で決めていただく。なおかつ、ありましたように、時代はそれぞれ変わってまいりますし、そういう部分では見直しも必要な時期があるだろうというふうには思っております。  だから、今は基本の部分をこの基本条例ではっきりさせていただいたほうがいいんじゃないかというのが、私の気持ちであります。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) その前にちょっとお聞きしておきたいですが、先ほどちょっと答弁があったと思いますが、逐条解説に対しての一応議員がそれぞれ質問といいますか意見というのを出しておるわけでありますが、これからの議会との協議といいますか検討といいますか、そういうことについては、いつごろ、どういった形でやるのか。  もちろん、これは議会として当然要求していかなきゃならんということもあるわけでありますが、一応、町長のお考えを、その辺の議会との協議・検討をですね。日程的なものをちょっと、改めてちょっとお聞かせいただきたいと思いますが。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 予定表でいきますと、この9月ごろまでには議会との報告等も含めまして、意見交換会をさせていただき、条例の素案作成に9月ごろまでに入られるというスケジュールになっております。10月からフォーラムの開催、町民の意見の公募を得まして、また、この12月から1月にかけまして、策定委員会での再検討、条例案作成ということになると思います。2月ごろに町長へ提案があり、また、3月で議決が要るんですけども、同時に議会のほうにもこの提案書が出てくるというふうに思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) 日程的なことでございますが、昨年は私申し上げたと思うわけですが、どこまでやるのか、あるいは、どういった形で本当に自治基本条例の町民の意識が醸成されていくのか、関心が高まっていくのか。難しい点があろうかと思いますが、私はやっぱりさらに中身について、当然いろいろ検討されるわけでありますが、これから半年ほどですね、事実的には。その辺は、はっきり言って急ぐべきではないと。十分練りに練ってつくるべきだと。もちろん、時代によって変わるし、見直しということも当然あるわけでありますが、従来の一条例とは違うと、基本的にですね。それによって、すぐ町がどうこうということはないという話でありますが、それはそうでありましょうが、基本になる最高条例として、そういったことで十分時間をかけて。これは、議会もですし、もちろん策定委員会も、そして住民もということであろうかと思いますが、そのことを一つ、日程プロセスについて発言しておきたいと思います。  次に、条例の目的・意義についてでございますが、私は概略といいますか、総じて思いますのに、自治基本条例を何のためにつくるか。まちづくりを住民が主役だ、町民が主体だ、そのためのまちづくりを目指すがための条例だということ。  あるいは、協働の問題等々が言われるわけですが、私はそうではない。要するに、どういう形で今の分権時代に八頭町のまちづくりの運営の仕組みをつくっていくんだと、仕組みづくりだと。当然、その中ではまちづくりというのも出てくるでありましょうが、そういった基本的な考え方が、今まで言われておる点と私は若干異議を持つわけでございまして、要するに今の時代に合った、分権時代に合った。分権時代というのは、それぞれあるわけでありますが、あえて繰り返しませんが。そういった時代における自治体の八頭町としての運営の仕組みを明確にしていくというのが、一番の基本条例の制定目的だというふうに考えるわけでありますが、この辺、改めて町長の御見解を求めたいと思いますが。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 初めにも申し上げましたけれども、運営をするもとになる条例であります。だから、細かいことは、今の素案にはありません。  だから、この条例をもとにしていただきまして、いろんな条例が出てくるというふうに思っております。  池本議員におかれましては、地域の自治会の設置というのがございましたけれども、そういう部分が出てくるかもしれません、今後ですね。そういう部分の運営ということまで、この自治基本条例の今の条例の中ではうたえないというふうに思っております。あくまで、基本部分だけうたっていくということであります。 ○議 長(森山大四郎君) 池本議員。 ○9 番(池本 強君) この点について、時間もありませんので、また改めて議会との協議等の中で議論をしていきたいと思いますが。  要するに、もちろん細かいことは各条例で定めていく、定まっているわけでありますし、一部は、定めていくということでありますが、私が申し上げますのは、要するにどういった形で町長は行政をやるのか。議会は、どういった形で議会運営といいますか、いわゆる、通称言われる開かれた議会運営をやっていくのか。やっぱり、こうこうこう向きやりますということが、大まかな基本的な点を明らかにしていく。  ですから、町民から見れば、その条例に照らして、では町長はこのとおりやっとるんかということを見たら、すぐその辺も実際にそのように、ルールどおりやっているかどうかということが理解できるということでございますし、議会にとりましても、そういった行政のルールというのが、規定化することによって監視といいますか、議会の任務であります監視の基準が手にできると。それを自治基本条例に照らして、行政を監視することができる。そういう点であろうと思うわけでございます。その点については、また改めて議論をしたいと思いますし、時間が経過しておりますので、本当いったらもう少しやりたかったわけでありますが、後日といたしまして。  要するに、結論的に私は、自治基本条例につきましては、まだまだ現在の素案からしまして、もちろんこれから再検討されていくわけでありますが、定めなければならない項目も多々あると思います。いわゆる、必要なものは最低限網羅して定めていくということが、基本的な事項ですよ、必要だろうと思いますし、それから、町が、これは行政と議会ということでありますが、いずれにしても行政が具体的に努めますとか努力しますとかいうようなことでなくて、行政が何をやらなければならない、責務というものがきちっと定めなければいけない。  要するに、先ほども町長がおっしゃったように、確かにこれからのまちづくりは、いかに住民に情報を提供していくか。これは、住民が求めるということもありますが、町・行政自体が情報提供をすることを責務とするということが、私は明確にうたわれなければならない。そして、住民は、情報を提供されることによって初めて、町のまちづくりに参加することができるということでございまして、情報が提供されんのにまちづくりに参加せえ、参加せえ言ったって、参加できるわけはないというふうに考えますし、さらにもう一点、協働という言葉がありますが、私は必ずしも、まちづくりを行政と町民と議会が協働でやる、そういったあいまいなものではないと思います。  やっぱりその辺の仕組みの問題もあろうかと思いますが、いずれにしましても、その辺は今後議論していかなければならないかと思いますが、まだまだ時間をかけて検討すべき事項があるのではないかということを強く申し上げまして、私の質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。 ○議 長(森山大四郎君) これにて、9番、池本 強議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(森山大四郎君) 暫時休憩いたします。    (午後 0時40分) ◎再  開 ○議 長(森山大四郎君) 会議を再開いたします。   (午後 1時39分)
    ○議 長(森山大四郎君) 14番、前土居一泰議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎前土居一泰議員質問 ○14番(前土居一泰君) 議席番号14番、前土居一泰でございます。発言の許可がありましたので、平木町長へ、さきに通告しております2点についてお尋ねをいたします。  最近、ある国の総理大臣が辞職されましたが、ある政党の群スズメたちの井戸端会議によりますと、国の総理がすべてを知っているわけではないと。周りの者が正しい情報を迅速に伝える、このことが重要であり、そのことによって決定が下されていると。だから、今回、ある総理大臣が辞表を出されましたが、やめるべきは周辺の大臣であったり補佐官であるということを言っている者もございます。  このように、情報によりましては、国の命運を決したり、あるいは方向性を大きく左右する重要な問題である、このように考えているところでございます。  そこでまず最初は、役場内における情報伝達ということでお尋ねをいたします。最近、役場内における報告や相談事がうまくいっているだろうかと感じた事例を目にしましたので、この質問を思いついたところでございます。どのような組織においても、各方面からの情報が責任者まで正しく、しかも迅速に伝わっているのか、これが重要なことであり、時にはこのことが組織の命運を決定する場合も生じてくると考えております。  報告、連絡、これにより、相談がなされ、検討され、責任者が結論を下す大きな要素になっていると考えます。平素はそんなに重要と思われない事項も多いのではないかと思いますが、しかし、平素の行動、つまり報告、連絡、相談、俗に言うところの、ホウ・レン・ソウがどのようになされているのか、これが非常に大切であると考えているところでございます。  ということで、この現状とかシステムは明示されているのかというのが質問の一つ目。日常的に職員、これは管理者の皆さんを含めてですが、どのような指導がなされているのか、これが質問の二つ目といたします。  以上で一つ目の質問といたします。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは、14番、前土居議員の一般質問に対しまして、お答えしたいと思います。  役場内における情報伝達についてでございます。  システム明示はされているかということでございまして、報告、連絡、相談、俗に言う、ホウ・レン・ソウというのは、規則上、最も重要なことであるというふうに、私自身思っておるところであります。  また、役場は町民皆さんがあってこその役場でありまして、サービスする公共サービス産業であります。町民からの相談に対応する、最も大切なことであります。  また、苦情等につきましては、インターネットの意見や問い合わせにつきましては書式を定め、担当者の起案に始まりまして、課で供覧、最終的には私の決裁を得て対応を行っております。相談・協議につきましても、同じように処理を行っておりますが、私自身が思いますのは、ちょっと報告の部分ができている、できていないにかかわらず来ない。できたからいいだろうということではなくて、やっぱりそこまで持って上がってくれという話は絶えずしているところであります。  だから、情報伝達につきましては、課長会等々を通じまして、職員にも通知するようにしておりますし、また、改めて庁内LANで各個人にも連絡する、また周知徹底を図っているところであります。  また、職員への指示・指導でございます。ホウ・レン・ソウの話はあるわけですけども、命令系統というのは、町長、副町長、総務課長を初め課長、また補佐、副佐、係長へというふうなことで、これは自然体でそうなんです。これがわからないような職員は、だめだと、まずもってだめだというふうに思っております。だから、ありましたように、具体的に書いてないんですが、改めて指摘をいただきたいというふうに思います。  また、これは職員自身もそうですし、私自身もそうなんですけども、自分ではいいつもりでも、相手の受け取り方が全然違うというふうな部分がある。これは、確かにありますが、このあたり周知徹底をしなくちゃなりませんし、また、きょうの一般質問にもありましたように、外部のほうから入ってくることもございます。そのあたりは、きちっと上司が確認・指導しているものというふうに思っているところであります。  とりあえずの答弁とさせていただきます。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) 私が最近感じた事例を3点述べたいと思いますが、まず第1点は、再々出ております昨年の12月の指定管理者の指定の問題です。私は人間ですから、コピーミスがあった、これはある程度やむを得ないというふうに思っております。ないにこしたことはないですけど、やむを得ない。  しかし、それをわかった時点でどのように処理をされたか、このことが問題だと思っております。私は、それぞれの議員の皆さんが質問等をされる中で感じましたのは、報告がなされていなかった、さらに報告が遅かった、こういうふうに考えております。これが1点。  それからもう一点は、1月26日の日に富枝にありますグレース跡の小規模介護施設の問題について、いわゆる議会で可決した内容と、実際に実施されようとしている内容が大きく異なると、当然私は、議決をした議会に対して説明なり同意を求めるであると、こういうふうに思いまして、1月26日ですから、その後2月等もいわゆる全員協議会等いろんなチャンスがあったのに、町長はそういう場を持たれなかったと。  そこで、3月の一般質問をしたわけですが、その中で町長は最後に、指示が的確でなかったことを率直に認めていると、こういうふうにおっしゃったわけです。  つまり、1月26日の時点で担当の課長のほうが公式に委員会のほうへ言われました。ということは、それ以前に町長なりへ報告があってしかるべきだし、先ほどの町長の一般質問の答弁からして、町長は聞かれたら多分、すぐ全協等の中での処置をされていたんではないだろうかと、こういうふうに思った事例があるということです。  それから、3点目は、3月の議会で細見団地の墓が崩れるということで、3月17日に現場を委員会で見にいこうということで行きました。そしたら、近所に住んでおられる方が、何か水路のパイプが小さくて、水がよく詰まると、こういう話をたまたま私がよく知ってるものですから言われまして、じゃな役場に言っとるだかやって言ったら、もう言っとるということを言われましたけど、くどく言われるもんですから、では、わかったと。担当の課長に伝えていくことは伝えると、こういって言いました。  それで私は、3月18日の10時前に担当の課長さんのところへ行きまして、きのう富枝のあそこのところでこういう話があったと。する、せんとかどうこうは役場の事情等もあるからということで言ったんですけど、そのときにそれを話しておりましたら、私の声もそんなに大きくなったんですけど、ある職員がつっと来られまして、きのう住民の方から電話があって、こういうふうに電話があって、八東支所のだれかに何か電話しておいたということを言われました。  私が思いましたのは、そのとき担当の課長さんも机に座っておられましたし、その方はどうしておられたか知らんですけど、私は朝一に課長がおられなんだら報告できんですけど、報告していくべき問題であると、こういうふうに私は思ったんです。  ですから私は、私が8時半にそのときに来とったんなら、まだ報告されてなかってもしゃあないなと思ったんですけど、10時前でした。今言いましたように、課長も机に座っておられるし、職員も何かあれでしょう。つまり、そういう事例等の中から、現在の八頭町の中において、何かあったらすぐ報告をすると、こういう体制が欠けているんではないだろうかと、こういうふうに思ってあれしたんです。  そこでお尋ねなんですけど、例えば、ふる里の森の条例について、多分、常任委員会等で審議をされたというわけですけど、例えば常任委員会の中で前土居が反対しておると。あいつだったら大したことはないけ、どうでもええと。常任委員長がどうも反対しておるようだと、これはどうだろうかと。ひとまず何かあったらいけんけ、町長に報告していこうと。きょうは、町長はおられんけ、副町長にでも報告していこうやと、こういうような体制というのがしかるべきだというふうに私は思うんですけど、この点について町長、どのようにお考えでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) この点についてというのが、さっぱりわからんですけど。ようけ言われまして。その細見の話はどういう話だかよくわかりません。  だから、指定管理者の話だけでしたら、委員会でありまして、資料を間違った物が出ておると、これは課長報告ありました。それで、差しかえをさせていただこうかと言ったら、それは必要ないという話の中で来ております。  だから、読み取っていただいたのかなという感じはしておるところであります。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) 私がその辺と言いましたのは、常任委員会等でいろんな議案が審議されるでしょう。そうすれば、いろんな論議の中で、どうもこれはスムーズにいかんというか、いかん可能性もあると。そういうような場合については、それぞれのいわゆる課長どまりにしていくんか、あるいはもうちょっと上まで上げるというのが正しいというようにお考えか、その辺はどうですかということが私の質問なんです。  ですから、ふる里の森がどうこうじゃなしに、日常的に常任委員会の審議等の中で、問題によっては皆さんがスムーズに、それはそうだということになるんもあるでしょうし、物によっては徹底的にいろんな論議が出てくるというのもあると思うんです。そのときにどうするかということなんです。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 各委員会で指摘されて、連合審査に上がってまいります。だから、委員会で、これは連合審査に上げますよとかいうことが明確にあればすぐ来ますし、また、委員会で議論があって、このあたりが議員の皆さんには納得していただけないとか、こういう方法もあるじゃないかという話もあったというふうなことについては、私のほうに報告するようになっております。  と申し上げますのは、連合審査に上程されて、町長の考え方というのが出るわけですから、そういう部分では準備ができる問題というのは、あらかじめ準備したいというのがあります、本音の部分です。  だから、そういう部分では、各委員会の情報というのは、私のところに上がってくるようになっておりますが、連合審査の中で委員長さんとか、また、常任委員会の委員さんの中で、表現は悪いんですけども、なかなか事務的な部分があって、表現できないというのが上がってくる場合があるんですが、これは例外といたしまして、そういう部分につきましては、町長のほうに上がってくる、副町長のほうに上がってくるシステムになっております。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) 繰り返すようですけど、連合審査に上がる前に、いわゆる予備的にこういう状況ですということは報告しなくてもいいということになってるんですか。どうですか、その辺は。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 議会のほうが、これは連合審査に上げますというふうな話を委員会の中で明確にしてある部分というのは、全部じゃないんですね。これを上げますよというのもあるそうです。だから、それは当然来ますし、それから、委員会でいろんな議論があって、問題点等があるというのは、私のところに連合審査に上がる、上がらないにかかわらず、来るようになっております。  だから、委員会ではっきり意思表示がないような部分というのは、わからない部分があるのは確かであります。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) できるだけ早くしまいたいと思います。  きのう、船岡の墓地の問題で、いわゆる還付金の問題が出ましたね。規則では、1年以内に還付の場合は75%返すと、こういうことになっているわけです。それはそれでいいです。  あと、状況によっては、町長の判断に任せると、こういうような条文はない中で満額返済という形になっていたと。私は、規則というのは、町長がおつくりになって、最終的に町長が判断されるんですから、その場で変わってもいいと思うですけど、内容は。いわゆる、課長での判断ということにならないと、こういうように思うんです。  それで、例えばそういうふうに、例えば規則上はこうなっとるけど、これはこういうふうにしておりますというような報告は、町長のとこに行かないんですか。私、きのう、規則上は75%になっているのを100%にしとると、こういうことを、いわゆる、きのう私が質問するまでに担当者の方から町長へ報告とかあったんですか、どうですか、その辺は。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) ちょっとそれは記憶になかったもんで課長のほうに、ここで、本会議場で悪かったですけども、聞いたということであります。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) 私は、規則や条例というのは、町民の皆さんへ平等な行政サービスをするために決められているわけですから、少なくとも規則どおりに運営をすると、それはそれでいいわけですし、変更は変更でいいわけですけど、繰り返すようですけど、書いてある解釈上どうしても本人、いわゆる課長さんなら課長自身で解釈できないような問題について、事前に今まで町長のほうへ、これはこうしておりますような耳打ち等はあった事例はないでしょうか。どうですか、その辺。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 全然、ゼロとは言いませんが、頭に残っているのはありません。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) 最初言いましたように、情報が正しく決断する人に伝わるか伝わらないかによって、いろいろ重要な問題が出てくると、こういうふうに思っております。  蛇足になるかもしれませんですが、去年の12月のふる里の森の指定管理者のあれは、私はミスがあったにしても、その後の処理が正しかったならば、反対はあったにしても可決されていたと、私は思っております。それはそれで、これは私の思いですから、この場で言っておくわけですけど。  こういういろんなすべき報告なり相談等をされなかった職員、これについて、処分等をするというようなお考えはお持ちでしょうか、どうでしょう。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) あの内容につきましては、それぞれ地方公務員法に定められておりますし、町の内規にあります部分での違反というのは、処分の対象になるというふうに考えております。  だから、そういう部分では、口頭注意ということになると思います。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) 私は、口頭注意というのは、処分に当たらないと思っておるんです。上司が職員等に対していろいろあるときに、気つけやって言うのは当たり前ですから。  町長、その辺について、処分の内容についてどういうふうにお考えですか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 申し上げましたように、地公法、または公平委員会というのがあるわけです。処分をするには理由をつけて、ちゃんと処分内容のてんまつ書をつけてやらないと、鹿児島ですかね、訴えられていますが、あります。  だから、職権乱用にならない。町長が、職権乱用で分限をしてはならない、そういうことになっております。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) 口頭注意というのは、地公法の処分ですか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 処分の対象にはなりません。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) つまり、今まではそういう情報、連絡、相談等の不備について、全く何ら処置がされてなかったと同様じゃないかと、こういうふうに考えているところであります。それぞれ、そういう人はないとは思うんですけど、いわゆる町長や副町長に相談というか報告をしにくいとか、そういうようなことがあってはならないと思いますし、ある、なしにはかかわらず、報告、連絡、相談、これについては、徹底的に町長なり副町長へしていただきたいし、すべきだというのが私の思いでございます。  そういう思いの中で、それができないとすれば、自由業になるということも必要ではないだろうかと。私は、残念ながら、52歳のときにそういうことができなくて、自由業になりました。今日にそのことがよかったか悪かったかわかりませんですが、そういう思いを抱いて、それぞれの皆さんが、町民の皆さんの前へ接して頑張っていただきたいなという思いを抱いております。  そこで、2点目に移ります。  2点目としましては、行政としての特産品等の紹介や販売のあり方についてということでお尋ねをいたします。行政が先頭に立って、各地で特産品等々の紹介なり販売のチャンスをつくることは、八頭町の発展や活性化等のために、非常に重要であると考えているところでございます。また、そのことは町民の期待している部分であろうというふうに思っております。  私が感じますに、だんだん町長以下、この点についての熱が高くなり、よい方向だと、この場をかりて敬意を表したいと思っております。  しかし、特産品等々は、各生産者や販売者の利害が大きく絡みます。特に販売は、利害が表面化しやすく、扱い方によっては行政不振を招く可能性を含んでいるものと考えているものでございます。  そこで質問の一つ目は、生産者等と行政のかかわり方の基本をどのようなことに置いておられるのか。  質問の二つ目は、物品を行政が直接販売されることについての考えについての思いを聞かせてください。  以上です。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは、2点目の特産品等の紹介や販売のあり方についてお答えしたいと思います。  まず初めに、鳥取県が東京の新橋にアンテナショップを持っていらっしゃることにつきまして、前土居議員はどう考えていらっしゃるでしょうか、後でお尋ねしたいと思います。  町内の特産品の紹介や販売につきましては、企業の方と行政とのかかわりについて、きちっとしたほうがいいとは思います。八頭町は、農林水産業というのは基幹産業として位置づけておりますし、また、そういう中で今後、地産地消、地産外消を打って出る中で、特産品・加工品の生産・流通、販売の強化をしたいと思っております。  その中で、行政としてどこまでやれるか。従前は、それは商売の方だから、商売される方で売られて、もうけれる方がやりなんせというのが主で、ここに余り行政が介入してきた例がないというふうに私は、八頭町の場合思っております。  そういう中で、関西事務所も立ち上げさせていただきましたし、フルーツの里八頭町、米、内水面魚業といいますか、ホンモロコ、ヤマメとかあるわけでございまして、これを町の特産として、また、新しい特産品も開発する中で、外に打って出たい。地産地消も大切ですけども、地産外消も大切だというふうに思っております。  そういう中で、町として今やるべきことは何かということでやらせていただいておりまして、また、阿倍野区の例があるようですけども、阿倍野区につきましても、大阪事務所を開かせていただいて、関西本部の鳥取県本部のほうから紹介をいただいての阿倍野区があるわけです。  阿倍野区の皆さんは、従来はJAさんと取引を他県の方とやっておられた。八頭町の紹介の中で、こちらにも向こうからおいでになって、確認されて今がありますし、実行委員会ですけども、区役所を挙げてやっておられるわけであります。そういう中で、町としての限度があるとは思いますが、過渡期だろうというふうに思います。  だから、これが軌道に乗ったら、自主的にやっていただくとかということになりますけども、行政が前面に出ないと、相手の方との話が前に進まないということなれば、町として汗をかくべきだろうというふうに思っております。  それから、物品の販売ですが、町内からそれぞれ特産品等もつくっていただいて、声かけをさせていただいております。だから、役場のほうであれこれということでなくして、行っていただける方をお願いしているわけでございまして、この部分は御理解願いたいと思いますし、また、その中には直接出向いて販売される人と、お願いしますという方もあるわけです。  だから、今後は町も費用も使っておりますし、ある程度の売り上げに対する費用、こういうことも今後は考えていかなくちゃならないのかなというふうに考えているところであります。  だから、ありましたように、今これから八頭町が大阪方面ばかりのみならず、あらゆる方面にやりたいわけでございまして、従来からあります特産品の宣伝、販路拡大というのは、生産者のみならず、団体、または生産者の皆さん、行政が一緒になってやっていくべき問題だというふうなとらえ方をしておるところであります。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) 今、町長は東京のアンテナショップどうこうおっしゃったですけど、なぜそれについて反問されたか、私はよくわかりませんですが、そういう形でいろんなところへ出ていくのは非常にいいことだけど、例えば、梨なら梨は、郡家で梨もつくっております。八東でも梨をつくっております。柿も八東もあります、梨もあります。それぞれが、いわゆる自分のところのが一番いいという思いを持っておられますので、基本的にそういうとこに対処する基本を持ってない限り、何であんねえだけ声かけるだいやというのが常に出ているわけです。
     例えば、私は以前、白ネギ等をつくっておりまして、船岡の白ネギの味がどうで、八東の白ネギの味はどうでというような、そういうようなことがいっぱい出るわけですわね。そうすれば、外部に売るということについて、私は非常にいいことですけど、その辺のバランスをとることについて、町としてはどの辺を基本に置いておられるかと、こういうことを尋ねたいということで出しておるわけです。  それからもう一つは、阿倍野区の例と言いましたのは、確かに八頭町の産品を売りましたが、いわゆる背景というかお金の問題は、全部役場の職員の方が責任持つと、そういう関係の業者の方が、企業共同体で一人だれか行きるんでもいいですけど、だれも行ってないと。そういうやり方についてどうかと。  ですから、たまたまそのときに郡家地域の方が女性3名、ヤマメの組合からも行っておられました。ある方は、何でよその地域ばっかり売って、うちの郡家の分を売ってくれんだいやといって言ったと、こういうような現実が出ておるわけです。その辺を町として、あるいは町長としてどのようにお考えかということを尋ねとるわけです。どうですか、その辺。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 生産者の皆さん方には、それぞれのルートがあると思います。JAさんにしましても、白ネギ一つ売られましても、郡家と八東と船岡では違うかもわかりません。梨でも、市場がすべて違います。郡家の選果場と八東の選果場と、柿もそうです。  そういう中で、JAさんの系統内出荷ということに対しましては、JAさんにも声かけしております。白ネギも出してもらえんか。何で参加してごされんでしょうな。そんなとこでちまちま売っておっても、大量でどかんと売らんと商売にならんというふうな考え方があるんでしょうかね。だから、私たちが声かけしても集まってこないわけです。そういう部分の現実を前土居議員はどうとらえておられるかわかりません。これは、どの製品にもかかわります。  だから、西条柿を住吉区で売ります。八東のばっかりです。それは、柿生産部の中で決めてもらっております。先般もリキュールつくるのは、八東の西条にしようと、花御所柿は郡家の柿の選果だでと。  だから、ルールづくりというのは、確かにつくってもらわないと、私たちもそこの組織の中まで入れませんからわかりませんけども、そういう関係では、JAさんも含めて、系統外も含めまして、声かけをさせていただいております。  アンテナショップの話は、県費をかけてあそこに店舗を出したということなんです。これをどう思われますかという話であります。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) ちょっとその前に、行政が直接販売することについてのあれの答弁いただきたいんですけどね。 ○議 長(森山大四郎君) わかりました。町長。 ○町 長(平木 誠君) 販売せざるを得ないと。町が段取りをして今いかないと、そこまで生産者の皆さんは、大変な時期であるという認識の中で、町として前面に出てやらせていただいております。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) そうしますと、先ほど言いましたように、何で郡家地域の分も売ってくれんだと。そういう場合があった場合には、全部引き受けるという形にされるんですか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) そういう細かい中身でなくして、白ネギはどこで出しておられますか、系統外ですか、系統内ですか、出荷先ですね。それは、JAさんに言っていただいて、ちゃんとしていただかないといけない部分があります。JAさんが、どこまで下におろしておられるかわかりませんよ、私は。でも、声かけはあると思いますよ。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) 私が言っておるのは、例えば、この間阿倍野区に行ったときに、何でよその地域で郡家のだけ持っていきてくれんだと。郡家のを売ってくれる物もあるじゃないかと、ほかの物が。  というのは、だれか関係の業者の方が一人行っておられて、お金の責任は、実際はみんなが手伝ったにしても、行っておられる方が責任を負うという中でだったら、私はある程度わかるんです、その方がほとんどされんでも。では、ならお金を全部行政が、お金はこれは足らん場合もあれば余る場合もあるでしょう。それらを含めて、全部行政の人が責任を持つような体制の中で、売るのについていかがかということを私はお尋ねしているんです。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) それでしたら、初めからおっしゃっていただければ、返品はするという条件で持っていかせていただいております。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) それは、当然返品はあれですけど、ではお尋ねしますけど、お金が足らなかったり余った場合はどうされるんですか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 何か意味がよくわからないですけど、余ったり余らなかったりとはどういうことですか。計算をミスしたという意味なんですか。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員、どうぞ。 ○14番(前土居一泰君) 当然、お金の出し入れ、売り買いすれば、間違えてお金が足らんこともあれば、結果において余ることもあるわけです。そういう場合はどうされるんですか、行政として。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) それは、きちっと合わせるということであります。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) 合わないことがあるから言っとるんですよ。5月16日の阿倍野区の場合、何か250円余ったという話を聞いております。額はともかくとして、余るということは、逆に言えば足らんということもあるわけです。  ですから、繰り返すようですけど、その商品を持っていかれた組というか団体でだれか一人でも行って、ついて行きとって、お金の責任はその方だと。後は、行政やみんなが手伝いあいっこするというのは当然ですから、そういうふうに考えんというと、今言いましたように、ただ売っただけがもうけで返品するというんだったら、何でうちのを持っていきてくれんだ、何でうちのは持っていきてくれんだというのが出てくるという可能性があるし、現実にこの間、5月16日は郡家地域の女性の方が3人行っておられる方が見て、何で郡家にもほかの。商品は何でもいいわけですから、何で売ってくれなんだということが出てきたと、こういうことなんですよ。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 特産品の関係、いろいろしておられます方のリストがありまして、それは八頭町になりましてから把握をさせていただいております。  前土居議員が偏られまして、郡家地域と言われますが、今は八頭町一つです。だから、その方が言われたのはどういう意味で言われたかわかりませんが、実情をよく調査されないで話されても困るということです。  町のほうは、特定の人だけに声かけをして、後の方に声かけしてないというんならわかりますよ。だから、系統外、系統内でJAさんに声かけたならば、JAさんはやっぱりここをこうしていただくわけなんです。  だから、そこの方が、一部の方が言われたことをうのみにされて、この本会議場でやっぱり一般質問されるというのは、どうかなと。ほかの船岡や八東の方は気分が悪いと思いますよ。  だから、私たちはどこを限定してやっておりませんから、その部分というのは、誤解がないように御理解を賜りたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) 余談かもしらんですけど、ヤマメの組合で行っておられる方と、こういう方式は、旧郡家町方式にはない方式ですなという話をしましたし、いわゆる和田方式にはないんですなというような話も、雑談ですけどしたとこです。  問題は、声かけについて、だれか会計の責任者が行くような形をせんといけんじゃないかと、このことなんです、私言いたいのは。そうすれば、この商品、10社でも20社でも行っとる中の代表で、それのお金の責任持つのはだれかと。それを役場の職員の皆さんが持つというやり方がどうかということを言っとるわけです。  今言いましたように、お金ですから、お金を扱うところ、絶対に合うということはないです。マイナスになれば、プラスになることもあるわけですから、それをどういうふうにするかということも含めて、どうなんですかということを言ってるんですよ。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) どちらの方がよいかわかりませんが、今後、改めたいというふうに思っております。  だから、金庫から何から何まで、つり銭から準備していただくというふうにしたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) もう一点、少しずつ改めていただきたいという分で思っておりますのは、年末にある地域で、地域の特産品を地域から出身の方へ小包で送ろうということでやっておられるようでして、中にはニンジンや里芋や大根等が入っております。これについても合併当初、以前からだったようですけど、全部会計を役場の方がやっておられるようでして、私はそれぞれの皆さんが独立というか、自覚をするという意味においても、もうそろそろ事務のお手伝い等は役場がするにしても、お金の責任というのは、いわゆる役場の職員以外の方が持つような仕組みにすべきであると、こういうように思っとるんですけど、この点についていかがでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) もとの段取りの考え方から、改めて関係団体の皆さんと話をさせてもらいます。 ○議 長(森山大四郎君) 前土居議員。 ○14番(前土居一泰君) そうしますと、私の質問は以上でございますので、終わります。  どうもありがとうございました。 ○議 長(森山大四郎君) これにて、14番、前土居一泰議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(森山大四郎君) 暫時休憩いたします。    (午後 2時18分) ◎再  開 ○議 長(森山大四郎君) 再開いたします。      (午後 2時26分) ○議 長(森山大四郎君) 次に、11番、岡嶋正広議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎岡嶋正広議員質問 ○11番(岡嶋正広君) 皆さん、こんにちは。  大変お疲れのことと思います。田んぼの緑も日に日に濃くなり、動物・植物、すべてその生命の躍動を感じさせるきょうこのごろ、八頭町にとって1年間で一番美しい時期ではないのかなと思うのは私一人でございましょうか。  議席番号11番、岡嶋正広でございます。平成22年6月八頭町議会定例会において、私は大項目2点、町長に町政執行における諸課題と位置づけ、その考え方を問うてみたいと思います。  それでは、事前に通告しております通告書に従って質問を始めたいと思います。  まず最初の質問として、町有車両の維持管理についてでございます。八頭町は、約200数台の車両を所有しております。大型車、特殊車両から小型車両まで、用途に応じて利用しております。除雪用特殊車両とか、本年度から始まった町営バス事業などの車両も加わり、ふえていく傾向にあるのではないかと察するところでございます。  所有車両がふえれば、それだけ維持管理上の手間もかかるわけでございます。車検、定期点検、燃料補給、タイヤ交換等、消耗品も含めて、必要に応じ経費もかかります。  そこで、今述べたような作業、あるいは材料はどのように行われ、また調達されるのか。軽微な作業は職員の対応で可能なのかもしれませんが、業者に託す作業もございます。そういう場合、どのように業者を選定すられているのか。次の三つの作業と納品業者の選定についてお伺いしたいと思います。  まず1番目として、車検・定期点検を行う業者の選定方法はどのように行われているのか。  2番目として、燃料補給をする業者の選定方法はどうなのか。  3番目として、タイヤを納入し、交換していただく業者の選定方法はどうなのか。  まだほかに、車を維持管理していく上では、作業工程はございますけども、今述べた3点について、それぞれの考え方について町長の所見を求めたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは、11番、岡嶋議員の一般質問に対しましてお答えいたします。  初めに、町有車両の維持管理についてであります。3点ばかりいただきました。初めにあります定期点検を行う業者の選定方法はでございます。八頭町では現在、3月末に購入しました、さんさんバスを含めまして107台の車両を保有しております。どうしても200台にならんです、数えました。  除雪車及び消防車などの特殊な車両を除きまして、町内業者を優先して車検・定期点検を行っております。基本的に、車両の購入業者の方から車検・定期点検を行うようにしておりましたけれども、現在は本庁の車両は郡家の方、それから、各種の車両それぞれの地域の業者の方に優先して点検に出しております。ただし、新車購入時などの点検、保証期間中のものは購入業者のほうでやっております。  それから、燃料を補給する業者の選定方法ですが、郡家地域では3社の給油業者がありますが、本庁舎、スクールバスを含めます公用車を3グループに分けて、3社をローテーションにして給油をしております。  それから、船岡地域では、給油業者の方が1社のため、1業者から給油をしております、船岡支所の公用車。それから、八東地域では3社の業者がありますが、何か過去の経過があるようでして、現在は2社の業者の方から毎月の使用量を確認しながら、おおむね半々になるように給油をしております、八東支所の公用車ということであります。  それから、単価のほうですが、単価につきましては、それぞれ単価設定が違いますものですから、県の納入単価というのが毎月示されます。これに対しまして、マイナス1円引きで支払いをさせていただいております。  それから、3点目のタイヤを納入し、交換していただく業者の選定方法はですが、タイヤの購入につきましては、町内の方から見積もりを徴収しまして、納入をお願いをしております。当然、競争入札、競争になります。タイヤ交換につきましては、普通車両の以下の車両の場合は、職員でタイヤ交換、バスなど大きなタイヤにつきましては、町内の業者の方にタイヤ交換をお願いしている現状でございます。  以上で答弁とさせていただきます。 ○議 長(森山大四郎君) 岡嶋議員。 ○11番(岡嶋正広君) 私、200台というのは、どうも何か私の勘違いだったみたいでございます。107台だということでございます。  先ほどの答弁の中で、町内業者を優先しているということでお聞きしました。タイヤとか燃料、町内業者ということをお聞きしましたけども、町内業者の中、一応資料を取り寄せてみたんですけども、郡家地域にも船岡地域にも八東地域にも、JAいなば燃料センターという燃料供給業者が入っております。JAいなば燃料センターというのは、町内業者だというふうに町長は認識しておられるんでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 今は油の話ですか。 ○11番(岡嶋正広君) そうです。油に関してもタイヤのことに関してもですけども。 ○議 長(森山大四郎君) どうぞ。 ○町 長(平木 誠君) 油の関係は、JAさんも入っておられたですね。町内業者です。扱いです。 ○議 長(森山大四郎君) 岡嶋議員。 ○11番(岡嶋正広君) JAの本部というのは、鳥取市じゃないのでしょうか。すべて売り上げとかそういうものは鳥取市のほうに回るものではないのでしょうか。私、そういうふうに思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 本店がどうでありましょうとも、町内に事業所を展開しておられるという方は町内業者というふうにみなしております。  例えば、法人税の関係でも、そこの部分では入ってくると思います。
    ○議 長(森山大四郎君) 岡嶋議員。 ○11番(岡嶋正広君) そういう認識であれば、そうなんかなというふうに思いますけども、町内業者というふうに位置づけておられるわけですので、町民の声をですね。そういうこととか、法人税はどうなっているのかちょっとよくわかりませんけども、そういうふうなことで町内業者なんだというふうなことは説明いただきたいなというふうに思いますけども、その辺についてどうでしょうか、町長。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) どうでありましょうとも、そこに店があるということは、町内業者の方であります。  では、JAさん本体はどこの業者になるのでしょうか。本店は、鳥取市。だから、そこに施設があれば、固定資産税も償却資産も入るわけですし、働いていらっしゃる従業員の方もあるわけです。だから、法人税も従業員割というのが入ってまいります。  だから、それは見解の相違でだめだということになれば、JAさん自体も町内業者の方ではないということになります。タクシーもですね。 ○議 長(森山大四郎君) 岡嶋議員。 ○11番(岡嶋正広君) 確かに、JAさんも本当の身近に店舗を構えていただいて、本当に助かっているところでございます。私もそういうふうに思いますし、今後も使っていく業者でいいんじゃないかなというふうに思いますけども、ちょっと疑問を生じましたんで、そういうことをお聞かせいただきました。  先ほど、車両購入業者が云々というふうな答弁がありましたけども、車両購入業者さんというのは、どういうふうなことをお願いしておられるんでしょうか、もう一度お願いします。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 従前は、車両を購入した方から車検とか定期点検を3町それぞれいろいろでしたけれども、現在は、本庁は郡家の方でやっておりますし、各支所はそれぞれの業者さんということであります。  それで、新車の購入時につきましては、保証期間は無料で点検してくださいますが、そういう部分はお願いするということであります。 ○議 長(森山大四郎君) 岡嶋議員。 ○11番(岡嶋正広君) 車両を購入した業者に後の維持管理の作業を責任持って任せる。1年目は、そういうことがあるかもわかりませんけども、その後、維持管理の作業を任せるということはあるのでしょうか、実際今あるのでしょうかどうでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) ありましたように、郡家では7業者の方がいらっしゃいます。船岡が1業者の方、八東は3業者の方、11社ありまして、この方のほうにきちっと平均的にはならないとは思いますが、なるべく平準化されるような中でお願いをしております。  それで、新車購入時、無料点検などがありますが、そういうところについては、買ったところから。買ったところが町内だったら、町内業者になるんですが、買ったところが、さんさんバスみたいに鳥取というのか島根といいますか、なるんですけども、そういうのは指定のところに持っていきて、新車購入時の部分の無料になる部分というのはお願いして、それ以降は町内の方で車検とかそういうものはお願いしたいというふうに思います。 ○議 長(森山大四郎君) 岡嶋議員。 ○11番(岡嶋正広君) 新車を買う場合は、入札制度といいますか、そういうことで業者を決められるものだというふうに思いますけども、そういうことであれば、当然維持管理も自動的についてくるというふうに業者も理解するというふうに思います。本来の競争入札の意味がなくなってしまうおそれがある、そういうふうな方向に向かうのではないでしょうか。  昔々、コンピューターを備品として購入する自治体があったと思います。そのときに1円入札ということがありまして、各種報道機関がそれを取り上げて報道したことがございました。納入業者からしてみれば、後からのおいしいところですね、損して得とれといいますか、そういう言葉のとおり、そういうことも考えての行動になるんではないかなというふうに思います。そういうことは、本来の入札制度そのものを否定するものであり、競争の原理が成り立たないのではないかなというふうに思うものであります。  今現在、車両購入業者に維持管理的な業務、例えば車検・点検、タイヤ交換等を行っていただいてる車もあると思いますけども、維持管理は別々に考えていくべきではないかなというふうに思いますけども、どうでしょう、町長の考えは。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 入札時の条件といたしまして、後の維持管理、車検も含めますというふうな条件下の中で入札は行ってはおりませんので、条件的に、では1円入札みたいなことをなさって、後で車検とか点検で回復しようかなという考え方にはなっておられないというふうに思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 岡嶋議員。 ○11番(岡嶋正広君) その点については、そういうふうに理解いたします。  年2回のタイヤ交換、先ほど職員が対応するときもあるということを言われましたけども、タイヤ交換とか走行距離の5,000キロメートルごとのオイル交換等、委託業務として入札契約制度を取り入れて、町内業者に均衡ある業務請負チャンスを与えてみてはというふうに思うものであります。タイヤ交換などは軽微な作業でありますけども、大変重要な業務であるというふうに思います。特定の業者に偏ることのないように、町内の意欲ある業者に行っていただく、そのチャンスを入札という制度によって均等に与える。そういうことがよいと思うが、町長の所見はいかがでしょう。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 車検場も大型車両を扱えるところと、扱われないところがありますし、入札というのはそぐはないと思います。今問題になっておりますのが、公契約条例、全国的に問題になっております。やっぱり、1円入札から始まって、後でだれがひなりをくったかということであります。やはり適正な価格で入札はいただきたいというふうに思っております。  だから、今の考え方といたしましては、大体のところに皆さん方に平準的に車検とか軽バン、軽トラック含めまして、総務課のほうで大体車ごとに決めておりますので、今は標準的にそれぞれのところに出させていただけるというふうに思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 岡嶋議員。 ○11番(岡嶋正広君) 実際、役場職員でタイヤ交換ということはすられると思うんですけど、どれぐらいの車、車両、タイヤ交換すられるんでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 答弁もさせていただきましたけども、普通車以下の車両の場合、職員でタイヤ交換を行っております。 ○議 長(森山大四郎君) 岡嶋議員。 ○11番(岡嶋正広君) 何台ぐらい車はあるんでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 今、ざっと計算させていただきましたけども、60台ぐらいあります。 ○議 長(森山大四郎君) 岡嶋議員。 ○11番(岡嶋正広君) タイヤ交換を職員が行うということに関してでございますけども、職員一人の1カ月の報酬、単純に1時間当たりに平均的な職員、平均的な給料をいただいている職員ですけども、1時間当たりに換算すると、大体1,500円から2,000円近くぐらいになるのではないのかなというふうに思います。1台するのに一生懸命私も毎年やるんですけども、1時間近くはかかるんではないかなというふうに思います。道具もそんないい道具ではありませんけども、そういうふうなことを50台すれば、今、70台と言われました町長は、すれば幾らかかるのか。それも年2回行う作業であります。果たして、高いか安いか、どう見るかでございますけども、タイヤ交換を職員が行うということに関しては、私はいかがなものかなというふうに思うものでございます。  なぜかといいますと、業務を行っている時間は、本来の業務ができていないということであります。もち屋はもち屋という言葉がございます。確かな仕事ができて、職員が行うよりも安くできると思うが、どうでしょうか、町長。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 通常業務以外というのは、なるべく本業に戻すのが本来の筋だと思います。軽バンをタイヤ交換したら、1回幾らかかっているか御存じでしょうか。2,500円かかります。  だから、その合間、朝ちょっと早く出て替えるとか、夜遅く時間過ぎてから替えるとか、そういう際々なとこでやってますんで、本当に忙しい本務のときに、当然お客さんもありますし、できないというふうに思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 岡嶋議員。 ○11番(岡嶋正広君) もう一度確認したいと思います。ダブった質問になるかもしれませんけども、八頭町の所有する車両、いわゆる特殊車両とかそういうのも含めて、現在何台あるのかもう一度正確なところを教えていただきたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 普通車が12台、軽自動車が乗用貨物込みですが48台、霊柩車が2台、それから貨物車、ダンプとかユニックとか図書館車とか給水車、特殊の貨物ですね、これが10台。それから、スクールバスを含めました、さんさんバスも含めまして10台、それから10人乗りのさんさんバスが3台、消防車が11台、除雪車が9台、小型特殊車両、スポーツトラクターとか芝刈り機が2台、計算が間違ってなかったら107台。 ○議 長(森山大四郎君) 岡嶋議員。 ○11番(岡嶋正広君) その車の車検業者とか修理業者は、だれが、どういう方法で選定し、指示をしているのか。それをちょっとお聞かせいただきたい。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) それぞれ各地域に配属しております。本所、支所と考えていただいたらいいと思うんですが、バランスをとって、総務課のほうで本所はやっておりますし、それから各支所につきましては、住民課のほうで配車ぐあいをしております。 ○議 長(森山大四郎君) 岡嶋議員。 ○11番(岡嶋正広君) 各課で割り当てて車両を使用しているというふうなことは、あるのでしょうか。例えば、企画課が専用で使う車とか、総務課が専用で使う車とか、教育委員会専用の車とか、そういう車両はあるのでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 特殊車両を含めまして、基本的には定めておりますが、ない場合は相互間で融通すると、分けております。 ○議 長(森山大四郎君) 岡嶋議員。 ○11番(岡嶋正広君) 使用記録とか使用日誌等は当然記入していると思いますけども、だれがチェックをし、どのように対処しているのか。どのような指示がなされているのか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 当然、安全運転運行管理者を設置する事業所でありますから、今、管理者が4名おります。だから、点検につきましても、各車に帳簿はできておりますし、点検。また、点検講習等も講習を受けた者がおりますので、それぞれやっておるところであります。 ○議 長(森山大四郎君) 岡嶋議員。 ○11番(岡嶋正広君) 安全管理者ですか、そういう方がおられて、きちっと。 ○町 長(平木 誠君) 安全運転運行管理者。 ○11番(岡嶋正広君) 安全運行管理者ですか。きちっとせられているようでございますけども、こういう維持管理上のことについて、何かマニュアルみたいなものはあるのでしょうか。それに基づいて実行しているのでありましょうか、どうでありましょう。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 講習につきましては、講習を受けた整備管理者がおりますから、それでしますし、それから、点検簿は全部チェックシートになっておりまして、チェックをしているということであります。  だから、使用時の出発のメーターも含めまして、帰ったときのメーターも含めまして、だれが乗って、点検をだれがして、全部シートになっておりまして、チェックをできるようになっております。 ○議 長(森山大四郎君) 岡嶋議員。 ○11番(岡嶋正広君) 公用車のことでいろいろぐだぐだといろいろなことをお聞きしましたけども、大体理解できました。町内には関連する業者はたくさんおられます。今述べたこと以外でも修理板金とか塗装業者、あるいはタイヤ専門での販売等の業者もありますし、車検業務といいますのは、貨物とかそういう特殊車両とかは毎年のことであると思いますし、3年とか2年の車もあります。  それとか、燃料はほぼ毎日、休日以外はどれかの車両がどこかで補給しているのではないかというふうに思います。町内の業者で対応していただいてるということは理解できますけども、業務については、そういうふうな公平な方法で、安く質のよい業務であるよう行っていただきたいというふうに思います。  一つだけ、もう一つお聞きしたいんですけども、車両購入の際に維持管理のこととは余り関係ありませんけども、維持管理する上では購入のときの業者というのが大きなウエートを占めてくると思いますので、購入のときの入札で購入せられると思いますけども、条件といいますか、そういうのはどういうふうな格好で出しておられるのかお聞きしたいなというふうに思いますけども、どうでしょう、いかがでしょう。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 仕様書を持ち合わせておりませんが、仕様書に基づいて入札をさせていただいております。その中には、車検は受けた、提供された方が車検をずっとされますよとか、そういうことは一切文言は書いてありません。 ○議 長(森山大四郎君) 岡嶋議員。 ○11番(岡嶋正広君) ある車屋さんにお聞きしたんですけども、入札の条件で、例えばCDをつけてくれとか、もっと直接もろに、何々メーカーの何々という車を幾らで売られるか、入札にしてくれとか、そういうことをお聞きしたんですけど、そういうことは今まであったんでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 詳細な明細があって、これはメーカー指定になるんじゃないかという話は、あったことは事実であります。  だから、そういう部分というのは、既に中止をしておりますし、事実としてそこまで書かれると、仕様書の中に、メーカー指定になると、メーカーは書いてないんですが、なるというふうな指摘がございました。  だから、今ではそこまでの仕様書ということにはなっておりません。 ○議 長(森山大四郎君) 岡嶋議員。 ○11番(岡嶋正広君) わかりました。次の質問に入ります。  八頭町消防施設整備事業補助金についてお伺いしたいと思います。八頭町では、消防施設の新設、修繕、購入に対し、それぞれの補助率を定め、補助金の額を決定しております。新設、購入の際には、各集落で要望を出し、年度後半に取りまとめ、認められれば新年度予算に盛り込まれるというシステムのようであります。  修繕の場合は、その都度役場担当課との協議により、補助金規定に基づいて決定するものと理解いたします。有事の際には、いつでも対応できる体制でなければならないということもあり、当然、故障とか破損の場合は、速やかに使用できる状態にしておくものであるというふうに思います。  また、常日ごろからの点検・整備も重要なことであります。地域住民の生活と生命を守り、安全・安心に暮らすため、各集落には自警団が組織され、それぞれの任務に当たっています。  船岡地域、坂町地区では、昨年、消火栓付近からの漏水が見つかり、修繕したところがございます。役場担当課で相談し、老朽化による破損だということで修繕したということであります。また、本年3月、下町地区でも消火栓の破損による漏水が発生しました。自警団が点検のためコックを開いたところ、老朽化のためであろうか破損してしまい、水がとまらなくなったということであります。役場担当課で相談すると、補助金規定での対応になるということでありました。事業費限度額30万円、そのうち補助率3分の1以内ということであります。通常、消火栓本体約20万円、これに工事費が上乗せとなります。本体を設置するには路面掘削、配水管等の取りつけ、メカフランジ等の接続器具の別購入、配管埋め戻し、路面復旧などの作業が必要になります。通常の場合、35万から40万ぐらいの事業費になると思います。  こういう現実に直面すると、この補助金規定は考え直す必要があるのではないかというふうに思います。下町の場合、約70世帯であるが、工事費36万円、そのうち10万円が町からの補助、残りの26万円を下町自治会が支払うということになります。  この消火栓は、昭和50年代に設置したものではないかというふうに思いますけども、同じ年代に設置されたものが多数あります。老朽化による破損なので、別の消火栓は大丈夫なのかなというふうに思いますし、大変心配しておるところでございます。戸数の少ない集落、例えば20から30戸の集落では、1個当たりの負担は1万円以上になることもあります。1カ所でこれだけの出費ですので、数カ所重なると対応できないということも考えられます。火災から生命・財産を守る設備であり、町民の安全・安心を保障するものの一つでございます。補助金規定の見直しを検討するときが来ていると思うものでありますけども、町長の見解をお伺いしたいというふうに思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) それでは、2点目の消火栓の補助金規定を見直す考えはないかということでございます。  この消防施設の補助金につきましては、3町でそれぞれ合併する前からいろいろございました。ホースの補助、それからホースの格納庫の補助。少し金額は低い部分というのもあるんですが、これも3分の1。それから、消火栓につきましても、郡家・船岡30万円限度額の3分の1、八東のほうの設置につきましては、事業費掛ける10分の3ということになっておりまして、新しい町になりましてから30万円の限度額の3分の1の補助で今来させていただいておるところであります。  岡嶋議員が質問されましたように、それぞれ集落ではモデル事業で対応してきた部分とか、もっと以前から消火栓設備を持っておられたところにつきましては、老朽化が進んでいるというふうに思いまして、漏水もたびたびあるというふうなことでありまして、漏水というのはすぐにとめなくちゃ、ほかに影響があってもまいりませんし、本管が漏水なのか、立ち上げの消火栓が漏水なのか、この調査も必要だと思います。  平成18年、19年、20、21年、4年経過したわけですが、今まで31件あります、消火栓補助ですね。補助としては、112万円出しております。最高限度額10万円出させていただいたのが2集落あります。3集落ですね、すいません。  御案内のように、本管の漏水というのは、町があくまで直すわけですが、これから立ち上がってる部分の漏水というのは、各集落にお願いしているというのが現状であります。ここの部分の事業費ということになります。  そういう部分で、自警団の皆さん、大変点検から含めて、大変お世話になっているわけであります。ありましたように、事業費の見直しを議会のほうとも相談させていただかなくちゃなりませんが、考えてみたらというふうに思っておりますし、また、戸数が少ない集落では、補助だけではなかなか対応できないだろうというふうに思っておりますので、戸数の限度額を設けるべきなのかなというふうに思っておるところであります。前向きな方向で議会にも相談させていただく中で進めていきたいというふうに考えているところであります。 ○議 長(森山大四郎君) 岡嶋議員。 ○11番(岡嶋正広君) 今、町長の答弁で、議会と相談しながら考えていきたいということをお聞きしまして、その道は明るいのかなというふうに思います。  しかしながら今現在ですけども、本当に点検するのが怖い、コックをひねるのが恐ろしくて、どうも何かできないというふうなところもあるみたいでございます。早急にそういうことは考えていただきたいなというふうに思います。  また、集落の少ないところに関しては、消火栓の数が少ないからいいんじゃないかというふうに思いますけども、そういうふうなことを言われる方もおられますけども、戸数と消火栓の設置数は、必ずしも比例しているというふうには思えないと思いますし、八頭町内2,000個ある消火栓がたまたま2カ所壊れたんが、たまたま小集落のところで壊れた。壊れるということもないこともない、あるわけでございます。ですので、集落の小さいところということに関しては、戸数にあわせた傾斜配分といいますか、そういうふうなことも考えていただきたいな、今後の検討項目になると思いますけども、そういうふうなことも考えていただきたいなというふうに思います。  それともう一つ。もう一つでなくてまだまだいっぱい聞きたいことはあるんですけども、地域の自警団との意見交換会とか懇談会、あるいはそういうふうな話し合いを持つ場といいますか、そういう任務に携わっている人の意見とか思いを聞く機会というのはあるんでしょうか、町長、お聞かせいただきたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 消防団もそうなんですが、各集落の自警団の方にも大変お世話になっておりまして、ここにも消防車の点検、ポンプ車といいますか、点検等も含めまして補助金も出させていただいておりますが、訓練もそれぞれの地域でやらしてもらっております、順番ですね。
     それから、自警団連絡協議会というのがございまして、各地域それぞれ自警団長さんに集まっていただいて、情報提供、または自警団等々からの要望等も聞かせていただいております。  今、自警団そういう点検等につきましても、町のほうでまとめさせていただいて、専門の業者に上がっていただいて、ポンプの点検をさせていただくとか、そういうこともやらせていただいているところであります。 ○議 長(森山大四郎君) 岡嶋議員。 ○11番(岡嶋正広君) そういう会に町長は直接出られるわけですか。それとも、だれか職員が出られるわけですか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 支所につきましては支所長、本庁につきましては、総務課長であります。 ○議 長(森山大四郎君) 岡嶋議員。 ○11番(岡嶋正広君) 5月12日に議会懇談会というのが行われたんですけども、その場である町内会の区長さんが、消火栓修繕の件で町長に会って事情説明とか、お願いになるのかどうかわかりませんけども、町長にお会いたしたいと思ったが、会っていただけなかったということを言われた町民がおられました。なぜ会っていただけなかったのか、そのことについての説明を求めてみたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 船岡の下町のことだと思いますが、下町につきましては、下船岡神社の前の舗装、それから船岡大橋のところに今、空き家が取り壊されて、ちょっとガードパイプでもしなくちゃいけん。それは町でしますというふうなことで進ませていただいておる中で、先ほどの修繕の話がありました。支所長は、私のところにきまして、下町の区長さんが会いたいとおっしゃっていると。私が話しましたのは、そのことで会いたいと言われても、今のルールがある限りは、私にはどうしようもないでと。  例えば、本管が壊れているというならば、それは町としての予算は当然出るわけです。立ち上がりの部分の修繕だということで、来られてもどうしようもないでという話で終わっております。 ○議 長(森山大四郎君) 岡嶋議員。 ○11番(岡嶋正広君) その区長さんは、どういうことをお願いしたかったのか、事情説明がしたかったのか、区長は何を町長に伝えたかったのかということは確認はできておりませんけども、役場担当課へ、町長に会わせていただきたいと要望したが、消火栓の壊れたときですので、恐らく消火栓のことだったと思います。何日たっても返事もなく、3月議会中で時間がとれないのかなと思ったということであります。  事は急を要するものでありますので、集落での対応を早急に進めて方針を決定した後に、町長と会われますかと打診があったそうであります。区長としては、大変残念に思ったことでありましょう。今、町長が言われましたように、会ってもどうにもなりませよと町長は思っておられたと思いますけども、話の内容を聞く前からそのように思われるのはいかがなものかなというふうに思いますけども、いかがですか、町長。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 要望書をいきなり持ってこられるところもありますし、また、事前に、こういうことで相談したいということもあります。今回の場合は、先ほどの場合が事が済んで、区長さんと済んでおります。消火栓の問題だと思います、ほかはできておりましたから。  先ほどのルールがあるわけです。下町の皆さんだけどうこうできないというのがあるわけですね。だから、それが本管部分なのかどうなのかというのがあるんですが、立ち上がりの部分ですということですので、それはルールでしかないですなという話で、支所長のほうから私にありました、直接。だから、そういう話を返して、支所長が区長さんに返して、下町の区長さんには、了解していただいているということであります。 ○議 長(森山大四郎君) 岡嶋議員。 ○11番(岡嶋正広君) 恐らく、消火栓の件で会っていただきたいと思ったと町長言っておられますけども、そういう仮定で、会ってもどうにもなりませんよというふうな、いわゆる言葉は悪いかもしれません、町長お怒りになるかもわかりませんけど、門前払いみたいな気持ちで区長は思っておられるんじゃないかなというふうに思います。もう少し慎重に町民の声を聞くということ。その地区の日常の世話役である区長さんでございます。町行政との窓口役的な存在であるものであります、区長さんというのはね。そういう方の申し入れをそのような形で対応するということは、平木町長の説く、町民とともにまちづくりをするんだという、融和・協調・協働の精神に反するものではないだろうかというふうに思ったものであります。反省すべきと考えますけども、町長の思いをお聞かせいただきたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 誤解があるようでしたら、改めておわびしたいと思いますし、今まで区長さんとかで町長に会いたいということを断った例はありません。  だから、今回の場合、消火栓のルール部分の話ですから、来られても私はどうしようもない、できませんよという話なんです。だから、ほかの舗装の話とかガードパイプの話は決着しておりましたんで、そこの部分だけで来られるというのは、例えばホースの補助金をくださいというふうな話と一緒に私は受けとめさせていただいております。  だから、誤解があるとすれば、改めまして区長さんのほうにも断りをさせていただきたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 岡嶋議員。 ○11番(岡嶋正広君) 区長としては、そのときの消火栓一本のことを話したくて、お願いしたくて会いたいと言ったんじゃないかもしれませんよ。今後、老朽化しとる消火栓がいっぱいあるんで、本当にこれからまた先どうすればいいのか、本当に困ってしまうというふうなことをお聞きしたかった、町長にお話ししたかったんかもわかりません。そういう仮定のことでお話されるのはちょっといかがなものかなというふうに思いますし、この件につきましては、こういうことがあったんだということをきちっと受けとめて、今後対処していただきたいなというふうに思います。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 下町の区長さんには、改めて私のほうからお断りをさせていただきます。 ○議 長(森山大四郎君) 岡嶋議員。 ○11番(岡嶋正広君) 質問を終わります。 ○議 長(森山大四郎君) これにて、11番、岡嶋正広議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(森山大四郎君) 暫時休憩いたします。    (午後 3時10分) ◎再  開 ○議 長(森山大四郎君) 再開いたします。      (午後 3時21分) ○議 長(森山大四郎君) 次に、13番、河村久雄議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎河村久雄議員質問 ○13番(河村久雄君) ただいま議長のお許しをいただきましたので、13番議員、河村久雄、既に通告いたしております農業関係の4点について、町長へ質問をいたしたいと思います。  町長も常におっしゃっておられますが、本町の産業は農業であると私も思っております。  まず1点目に、梨・柿の被害についての対策についてであります。平成19年6月8日には、雹による大きな被害があり、同じ6月議会において、緊急質問をいたし、その中で職員の対応についても質問をいたし、関係する町民の方々が安心して、その年の梨づくりができたというふうに思っております、そのような御答弁をいただきました。  本年の梨は、雹とは違った春先からの天候不順による交配不良が原因となったため、袋かけ数が例年の平均して30から40%の減少と聞いていますが、中には2反部の20世紀梨の果樹園で、昨年は2万3,000袋をかけられた園が800ぐらいと聞き。危機、収穫皆無に近い農家もあるというふうにお聞きいたしております。  柿についても、霜による結果母枝被害で着果数が減少いたし、収量の減少となるようでございます。  八頭町のJAが取り扱いました昨年の販売高は、梨で約4億1,000万円、柿で2億3,000万円でありますが、先ほど言いましたように、本年は大きな被害により、販売量の大幅な減少。また、交配不良等による品質の低下による価格安となるというふうに思われます。  このような被害に対する県としての対策も検討されています。本日の新聞は、ごらんいただいた方が多いというふうに思いますが、過去10年で最悪の低温被害で、10億円を超える大災害。先ほどまでは私は、被害と言いましたが、農業の中で災害という言葉が使われたのは、私初めてかなというふうに思っておりますが、そういう報道がされております。  近年、農家の農業所得が冷え込んでおるときであり、再生産に向けた意欲のわき出るような八頭町の対策についての対応について、町長へお伺いをいたします。  また、このような町内全域にかかわる災害のときこそ、心と態度での対応が大切と思いますが、職員はどのように対応されているのでしょうか。私の聞く範囲では、被害の聞き取り調査はされたようでございますが、現地に出向いて果樹農家との対応をされる等の調査はされていないようにお聞きいたしております。どのような対応をされたのか、この点についてもお伺いします。  次に、2点目でございます。  本年も生産調整が実施されることとなっております。田植えの大方は終わっております。この中で目標が設定されておりますが、目標に対して大きな作物、特に水稲関係で結構でございますが、目標に対する達成はどのようになっているのか。また、その達成の未達成等あれば、今後の対策についてもお伺いをいたしたい、このように思います。  また、3点目でございます。  民主党のマニフェストには、農畜産物の販売価格と生産費の差額を基本とする戸別の所得補償制度を本年から販売農家に実施するとされています。戸別制度が導入される稲作農家は、今まで減反等、米をつくらせない農政から、この政策ではつくらせる農政というようなバラ色の未来を描いたというふうに思います。現在の米の価格は、非常に安くなっており、低空飛行といいますか、価格が下がっとるというふうに報道もされております。その原因、またその影響の大きな要因は、米農家の赤字を税金で補償するということで、これは卸業者等が買いたたきをする。農業団体等から買いたたきをする。また、一方では、景気等もあって、消費者の買い控えするというようなことがあるとも言われております。  この戸別補償が、これからの農家の救世主となるのだろうか、町長の御所見をお伺いをいたします。  また、この制度に関連して、去る本年の2月2日、町内の各戸へ配布されています新規需要米等々の資料の中で、特に収入、経費についての実態とそぐわないというふうに私は思いますが、これには八頭町も連名して出されております資料でございます。その資料の責任はあるというふうに思いますので、この試算についての説明を求めたいと思います。  最後の4点目でございます。  農地利用集積事業についてお尋ねをいたします。この事業の目的は、戸別補償制度とは基本的に考え方の違いのもとで、農業者の集団化、また規模拡大による足腰の強い農業者を育てることにあると思います。前政権では、10アール1万5,000円を毎年5年間助成の計画があったようでございますが、政権がかわったことにより、6年以上の農地リース、賃貸借の契約により、1回限りの2万円が補助金として支払われます。  以前から、この問題については質問の予定をいたしておりましたが、去る5月27日の臨時議会におきまして、事業の説明と補正額2,460万円が提案され、議決されています。実施主体は、農地利用集積円滑化団体となっていますが、団体の要件はどのようなものか、説明資料で示されたその他を含めた9地域、団体としての要件を満たされているのかお尋ねをいたしたいと思います。  また、補助金の流れ。この流れはどういうふうに団体まで流れていくのかということと、もう一つ、推進委員60万円が補正されておりますが、これに推進委員の業務についてお伺いをいたしたい、このように思います。  以上4点、町長へお伺いをいたします。 ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) それでは、13番、河村議員の一般質問に対しましてお答えしたいと思います。  農業関係ということで、幅広く質問をいただいております。初めの1点目の、春先からの天候不順による果樹被害等への対応をどう考えているかということでございます。  御心配のとおり、4月からの低温、日照不足等、霜の害によりまして、果樹のみならず野菜系統にも被害が発生しているというふうに思っておりまして、町としても大変心配しているところであります。  県農業改良普及所や農協から被害情報の入手に努めているところでありますが、まだ全容がつかめてない状況であります。その中で5月下旬に県下の農業改良普及所からの報告がまとめられたようでありますので、これを引用させてもらいますと、早場米地帯で4月の上旬に、これは梨関係ですが、上旬に交配したところと、交配が遅い地帯といいますか、4月の下旬から5月にかけて交配をしたところは、影響が少なかったというふうにお聞きしております。  中山間地帯で4月の中旬に交配作業を迎えた地帯が、この期間を低温で経過したことによりまして、被害、災害という話がありましたが、拡大につながったと思っております。  梨につきましては、県内全体では被袋数が2割程度の減少で、柿は1割程度の被害と見込まれています。しかしながら、八頭町農業改良普及所からの報告では、梨については、被袋数見込みで平均3割から4割減少。厳しいところでは7割近くを減少した園もあるとのことであります。柿についても甚大な被害を受けている農家があると報告がされております。  また、梨につきましては、6月上旬を目途にワンタッチの被袋数調査が実施されるようでありまして、最終調査を待ちたいと思っております。  対応策につきましては、県の対応として、着果不良園に対しまして、栄養のバランスが崩れ、枝の伸長がとまる、停止がおくれることで針葉の過保護につながり、病虫害の発生が助長されるとの心配から、殺菌剤と殺虫剤の追加防除に対しまして、薬剤の購入助成が検討されております。このたびの県の議会にも提案されております。  また、果樹等の経営安定資金の無利子、3年間償還の貸し付けや、農林漁業セーフティネット資金の活用も検討されております。  きょうの新聞にも平井知事とされては、今の部分のみならず、県の一般質問の中で、柔軟に対応していきたいというふうな話でございまして、町としましても、農協や生産部の皆さんと意見交換をさせていただく中で、県にも進言をしていきたいというふうに考えております。  それから、町の対応のことなんですが、被害調査につきましては、担当職員が個人的に何園か見させていただいたようですが、町としての正式調査はしておりません。農協や生産者、また、個別の果樹農家から、いろいろな機会を通じての聞き取りのみとなっております。  今後考えられる対策といたしましては、今の県の予防の防除だけでは私は難しいんじゃないかなと思っております。今後考えられますのが、野菜系統もあるんですが、選果経費の軽減策、それから、ありました、新聞にも出ておりました規格外品の品物をどうするか。大量発生も考えられております。  それから、先ほどの防除におきましても、県の3分の1の補助ですが、町村の縛りはないんですが、町とJAさんともそれぞれ、もしあるとすれば応分の負担をしたい、していかなければならないというふうに思っております。  また、農業共済に入っておられる皆さんにつきましては、共済金がおりるわけですが、全額ではないと思います。だから、こういう部分に町としての単独費が乗せれるかどうか、実態調査を踏まえまして、今後議会とも相談をさせていただきながら、方向性を出していきたいというふうに考えております。  それから、2点目でございます。生産調整の作付品目別実績見込みと今後の対策であります。  平成22年度の生産調整は、5月末での取りまとめでは、水稲の作付配分面積943.9ヘクタールに対しまして、作付計画面積は940.7ヘクタールとなり、今の段階では生産調整は達成されております。また、作付品目別実績見込みにつきましては、5月末現在で計画書をまとめたものですけれども、転作面積564.4ヘクタールのうち果樹実績算入や調整水田などの対象外作物面積249.3ヘクタールを除きまして、一番多かったのがその他の作物153.4ヘクタール、飼料用稲が43.6ヘクタール、地力増進作物が31.7ヘクタール、大豆が26.4ヘクタール、飼料作物が23.3ヘクタールとなっております。  今年度実施されます戸別所得補償モデル対策につきましては、現在、全農家に対し加入申請書、現地確認書等の資料配布をしておりまして、今月中旬までに回収をさせていただく予定で、その後現地確認を行い、10月から交付申請を配布させていただき、12月から3月にかけて農政事務所から各農家に直接支払われることになります。  3点目の町配布資料であります。本資料につきましては、戸別所得補償モデル交付金説明資料として配布させていただいたもので、一刻も早く案内したかったわけですが、農協だよりや町広報への掲載が間に合わなかったため、2月15日の区長配布文書と一緒に全戸配布をさせていただいたところであります。本資料は、水田利活用自給力向上事業の戦略作物のうち、新規需要米、飼料米、飼料用稲、加工用米につきまして、主食用米との収益比較を示すことで、転作の作付作物選定時の判断材料として、また、転作の中で少しでも収益の高いものにこのようなものがありますから、参考にしてくださいとの気持ちから配布したものであります。  試算に当たりましては、いなば農協の本店が試算したものを本店の担当者を交え、JAいなばの町内3支店と若桜、智頭支店、八頭農林局、県、畜産農協、八頭郡3町の職員で確認させていただき、一部修正を加えて八頭郡版を作成したものでありますが、主として県の農業改良普及所や県畜産農協、実情に詳しい農協担当者の意見等が出まして、もとに修正したものを出させていただきました。  次に、戸別所得補償制度に対する所見でありますが、昨年までの水田農業構造改革対策産地づくり交付金制度は、平成16年度から始まり、前期3年、後期3年の平成21年度までの事業として実施されたものですが、依然として続いております米価の下落と農業所得の低迷を受け、今回の戸別所得補償制度が創設されることは、詳細は別としまして、評価できるものと思っています。  また、この中で産地づくり交付金の後継事業となります自給率向上事業だけでなく、米の戸別補償にも対応していただいたことは、評価したいと思っています。  しかしながら、自給力向上事業では、県下一律の判断の中で、地域の特産品の加算金が格差が出てまいっております。また、米の戸別補償問題では、孤独労働費、経営費といいますか単価の考え方、また、そういうものは大規模農家を標準したものだろうかというふうなうがった考え。また、販売価格が数年分の平均になっております。単価が年々下落するとすれば、一定の価格補償ではなくなりまして、こういう部分を大変心配いたしておるところであります。  それから、4点目についてお答えしたいと思います。農地利用集積事業の補助金の使途、窓口はどこか、利用権設定はいつまでか、推進員の業務・勤務体制はでございます。  質問をいただきましたように、前政権で実施されようとしておりました農地の集積に対しまして、10アール当たり1万5,000円を5年間助成すると言った事業でありますが、この事業につきましては、政権交代後実施された事業仕分けにより、最初に廃止と判断され、執行停止となった事業であります。  今回の農地利用集積事業は、これの後継事業というわけではないようであります。これは、平成21年度で終了いたしました農地確保利用支援事業、6年間の利用権設定で初年度のみ10アール当たり1万6,000円の交付の改訂版ではないかということであります。  次に、質問の件でありますが、初めに取り扱い窓口についてお答えいたします。  今回の事業は、市町村段階に設置する農地の仲介組織、農地利用集積円滑化団体が農地所有者から委任を受け、所有者を代理して農地の売り渡しや貸し付け等の事業を行うこととなっております。円滑化団体には、市町村、農協、財団法人、土地改良区、地域担い手育成協議会等がなれるということになっております。いろいろ議論がある中で、本町には本事業と同じ性格を持った八頭町農業公社がありますので、農業公社理事会等で議論をさせていただき、この農業公社を窓口とすることに決めております。  次に、補助金の使途でありますが、本事業では、6年間の利用権設定をされますと、初年度のみ10アール当たり2万円の交付金が、円滑化団体であります農業公社に交付されます。この中から農業公社で決められている事務手数料3%と一筆500円を差し引いた額を借り主へ奨励金として交付するということにしております。  次に、利用権設定の期間でありますが、本事業は今年度から3年間の事業となっておりますので、平成24年度までの利用権設定なら有効ということになります。  次に、推進員の業務、勤務体制ですが、国から推進員設置費として農業公社に上限60万円、これは規模によって金額が決まっております。上限60万円の補助金が入ります。この補助金につきましては、現在、公社の臨時職員としてお願いしている方が一日5時間の勤務となっておりますことから、流動化が進み始めると、現在の勤務体制では事務処理が滞ることも想定されますので、この方の勤務時間を8時間に延長する費用とか、町内3地域におきまして、新たな活動が起こった場合の説明指導、調整等に必要な費用に充てることにしております。当然、広報等の周知も必要だというふうに考えておるところであります。  以上、4点の問題点につきまして、御質問につきましてお答えさせていただきました。 ○議 長(森山大四郎君) 河村議員。 ○13番(河村久雄君) 第1点目から順次質問させていただきたいというふうに思います。  今の御答弁の中で、県の助成、いわゆる果樹の緊急防除支援事業というので町長のほうからも話がありましたが、県は3分の1、あとはそれぞれの団体がどうされるかは、県は自由だということでございますが、もう少し具体的に、JAがどうされるかは別として、それも含めた中で、あとの3分の2は町がするというようなことにならないのかということと、それから、従来からあります利子補給事業、これは県3分の1、農業団体3分の1、町3分の1というふうに決まっておりますから、これは対応していただけるものだというふうに思いますが、販売、品質が低下した物の販売等については、これはJAがやるとして、農薬、追加防除の農薬費に対する町のさらなる具体的な助成はどうなのか、お聞きをいたします。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 県の施策の批判ではありません。県とされては、通常の防除は補助ではないんです。そういう実がならないことによって、ほかの徒長枝とかがどんどん立っていって、繁茂になって、園全体が危なくなるというところに殺虫剤とか殺菌剤をされる消毒費用に対して補助をしようというのが、今の見解、提案です。
     だから、実際には消毒の回数を減らすほうが主流になってくるのに、どうなのかなという、個人的にも疑問を持っております。だから、そういう部分で、もし平井知事も柔軟に対応するというのは、きょう新聞に出てますが、あれば町としても農協にも話をさせてもらっていくべきだろうと。従前の踏襲でして、従前はなかったようです。  だから、そういう部分がありますんで、今後の町費になります。今、では残りの3分の2を町が持つかということには、ちょっとお答えできないというふうに思います。  それから、先ほどありましたように、共済に入っておられたら、ある程度の金は入ってくるわけですが、運営資金とか生活資金が必要です。そこの部分を県は枠を広げられるという話で、補正を組んでおられます。町としても、そこの部分に対応できるということになれば、やっていきたいというふうに思います。  あとは、先ほど申し上げましたとおり、いろんなことがあるんですが、財政的なこともありますけども、どういう格好というのは、これから関係団体、または生産者の皆さんとの話の中で、具体的には出てくるんではないかなというふうに思います。 ○議 長(森山大四郎君) 河村議員。 ○13番(河村久雄君) 少し災害の中身というのが、認識が違うじゃないか。物が少なくなったから、防除が少なくなる。これは、全く逆でございまして、県の普及員等の指導者から聞くと、なるものがならんために、もう既に肥料はやっておると。えさを食わしておると。だから、余分なところが木が徒長してだめになるから、その分、余分にせんならん。防除が必要だと。県の試算は追加防除ということでございますから、梨については3,995円を上限として、これは農薬の名も入っております。その中でしたいと。今の県議会で通らなければならないというふうに思いますが、提案されておるということでございますから、これは今ここでやっぱり、そういうものが起きたら、出たら、町として3分の2。その中に、今後JAとの交渉もされるでしょうが、利子補給を含めた中でJAのほうが3分の1すれば、3分の1になるわけですが、そういうやっぱり対応をしていただきたい。その辺について、改めて質問いたします。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 出たらの話ですが、八頭の普及員さんに聞きましたら、追加防除はないだろうと。普通の通常防除もやめたいぐらいだという話であります。だから、この部分を県に上手に伝えなくてはならないというふうに思います。  それと、被害の程度があるわけでして、こういう部分がどうなるのかということであります。  利子補給につきましては、義務負担とはなってないようですね、今現在でもね。ということでありまして、それも含めまして、いろいろ協議をさせていただきたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 河村議員。 ○13番(河村久雄君) ちょっと聞き漏らしましたが、利子補給はどうだったな。 ◎休  憩 ○議 長(森山大四郎君) 暫時休憩します。      (午後 3時51分) ◎再  開 ○議 長(森山大四郎君) 再開します。        (午後 3時52分) ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) すいません。利子補給につきましては、義務負担になっております。防除につきましては、県は縛りをかけてないということでございます。 ○議 長(森山大四郎君) 河村議員。 ○13番(河村久雄君) しつこいようで申しわけないです。  県は、そういうふうになっておるわけです。なろうとしておるといいますか、新しく今県議会で提案されておる内容で、まだ決まってないということですが、そういうふうな方向だということになれば、今、町長はないだろうということですが、あった場合には対応するという御答弁をいただいて、梨農家に少しでも安心。なかったらそれでいいじゃない。これは、この結論が出るのは今、今ということではない。少し先になるだろうと思いますが、町としてはこういうふうに対応するんだということで、生産者に対する安心度を与えていただく、これも大事なことではないかというふうに思いますが、改めて。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 団体とも話をしなくちゃなりませんが、応分の3分の1は町としてもすべきだろうと思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 河村議員。 ○13番(河村久雄君) そうすると、次に2点目に移ります。  生産調整の計画と実施についての、さっき御答弁をいただきましたが、特に水稲の作付面積が、ちょっとメモをとるのが十分とれておりませんけれども、計画が93.4何ぼヘク、934ですか、ということ。それに実績は。  ちょっと待ってください。  配分が。持ち時間が止まっておりましょうや。  そうすると、これから見る限り、計画面積940.765ヘクタールに対して、実績940.7、これは作付計画面積で、実績は、先ほど聞きましたのが実績はどうですか。 ○町 長(平木 誠君) 実績は、まだ植えてないです。 ○議 長(森山大四郎君) ちょっと待ってくださいよ。順番に。河村議員、どうぞ。 ○13番(河村久雄君) 計画はわかりましたが、実績の中間というのの取りまとめがされておると思っておりますが、それはされてないんですか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) それが、配分面積というのが割り当てられた作付面積ですね。作付計画面積というのが、大体今、植えつけが終わっておるんですけども、940.7ヘクタールの数字であります。  だから、実績はこれから確認をさせてもらうわけですから、出てくると。 ○議 長(森山大四郎君) 河村議員。 ○13番(河村久雄君) そうすると、面積が余るということになるわけ。約400近いもの、3.8ヘクですか。このものは、やっぱり従来からの生産調整の中で、できるだけ農家所得を上げていくということになると、米だけが農家の所得ではないわけですが、100%に近くする。そのことが、米をつくりたいという農家もあるかもしれません。八頭町の中の農業所得を上げていくということになるわけですが、余る数字に対する対策というのは、何かお考えでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 中身的には、生産調整に対して余っただけであって、その他でどういう格好で出てくるかということなんですね。そこだけの単純比較ではならないというふうには思っております。 ○議 長(森山大四郎君) 河村議員。 ○13番(河村久雄君) 単純比較ではないかもしれませんが、今後余った場合にどういうふうな対応をされる。余ったら余ったで、もうやむを得んということなのか、その余りについては、もう作付は終わってしまってどうしようもないということもあるかもしれませんが、今回の取り組みの中で、飼料用米というのがある。これは、どちらに向けてもいい米づくりというのがあるというふうに私は判断しております。これらを調整をする中で、100%に限りなく近くする、そんな調整をされる予定はないのか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 今、手元のほうに資料をお配りさせていただいたんですが、郡家・船岡・八東、水田協の中でそれぞれ配分をしております。達成しているのは郡家・船岡でありまして、八東は未達成であります。けれども、この部分を船岡・郡家で達成して、全体で達成していると。  だから、数字につきましては、なかなか小回りがきかないと私は思っております。その地域、地域できちっと達成していただく。連絡調整の中でこれはできた数字だと思うんですが、ここまでしかできなかったということであります。  だから、米をつくる、これもいいと思いますが、転作のほうで、この奨励金があるほうで所得のアップということも、逆に言ったら考えられるということであります。 ○議 長(森山大四郎君) 河村議員。 ○13番(河村久雄君) そうすると、3点目の戸別補償の問題で町長の御所見は、評価するということでございます。これらに対しまして、さきの配られた資料の中で、町長にこのような細かいことまで質問するのは非常に酷なことになりますから、大まかな数字の考え方を再度質問していきたいというふうに思いますが、この資料の中で一般的に農業所得というのは、家族労賃というのは所得外ということで、税務の報告もされます。  ですが、普通の農家は家族労賃は、ただで働きなさいよという考え方になるわけですが、1万5,000円の戸別補償の中には、家族労賃というのも8割部分が含まれておる、このように聞いております。その中で、ここの米の収量や、それから差し引き収入、経費の差し引きの中で、例えば主食米の場合は3万2,692円という数字が上がっておりますが、これらに対する家族労賃という、ちょっと町長に聞くのは酷なと思いますから私のほうから言いますが、大体、県の反当たりの米づくりの家族労賃、労働時間というのは、これも試算のようでございますが、27から30時間ぐらいなものが、反当たり労務費がかかるというふうにされております。  そうしますと、今の最賃は、630円ですかな。630円を掛けてみると、ちょっと定かでないところがありますが、630円で例えばいくと、その分だけはまた、いわゆる差し引き所得から赤字が生じるというようなことで、もうかりますよというような数字を何か示されたんじゃないかなという気がしてなりませんし、それから、8万円をもらうことによって、飼料用米とか飼料用稲とかというのは、これをつくりなさいよ、これも政策としては大事なことだろうというふうに思いますが、その辺について再度町長にお伺いをいたしたい。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 答弁の中でも申し上げさせていただきましたが、この制度というのが急な話でありまして、春先を控えまして、皆さん方に本当に水稲だけを作付るのか、または飼料米とか飼料用稲、加工米ですね、そういうものを作付られる意思があるのか。ある場合は、こういう格好になりますよというので、急いでさせていただいたということで、JAさんを中心にやらせていただいたんですが、八頭郡管内であります。  そういう部分で、飼料米とか飼料用稲、そういう部分は協定が要るわけでして、単純には、勝手にはつくれないんですけども、こういう補助が来れば赤字にはならないということであります。  主食米のほうにつきましては、現実の水準が出ておりますけども、機械償却と労務費が入っておりません。3万2,692円の中に、ここは所得の部分ですから、家族労働費と償却の部分がここに入ってくるということであります。  国のほうが示しております単価というのが、標準的な生産に要する費用、河村議員も資料をお持ちですが、1万3,703円というのがあります、10アール当たり。8.8俵とれたという計算であります。  こういう基準があって、1万5,000円の差額の補助をしますということであります。標準的な販売価格の平均してあるわけですね。中央といいますから平均ですね、やっぱり。平均でしております。  それから、費用、家族労働8割、過去5年間書いてあります。この中に10アール当たり平均経営値というのは9,828円ということであります。その中には、家族労働費が8割、3,875円、100%すれば4,843円が家族労働、これが、国が示している単価であります。これは、きのう農政事務所のほうから聞き取りさせていただいて、なかなか手に入りませんでしたが、聞かせていただきました。そういう部分で、家族労働費というのが案外低く見てあるなということと、それから、大規模農家の標準ではないかというふうなことも感じております。  それから、単価が年々下がってくるとすれば、平均の単価が下がりますんで、1万5,000円がだんだんだんだん少なくなるということも考えられまして、心配な部分もあるというところであります。 ○議 長(森山大四郎君) 河村議員。 ○13番(河村久雄君) 次に4点目、最後でございます。  先ほど申し上げましたように、5月に補正されました2,460万円の内容で、そのときの説明資料の中で、それぞれの利用集積補助金を受けられる団体、それからその他個人というのがございます。これらの団体は、先ほど町長から話がありましたが、公社を経由した中で農地の集積が行われて、そこに流れていくということでございますが、団体の組織の形態、資料にも示されております。この前いただいた資料の中に、円滑化団体の組織ということで、市町村、農協、一般財団、社団法人、地域担い手育成総合支援協議会等、これらの中のどれに属すそれぞれの地域の団体になるのでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) だから、八頭町の場合は、農業公社が該当になる。財団法人農業公社が、この円滑化集積のこの部分を、もちろん規約を直して、理事会で承認されてなるわけですけども、その部分がこの3農協も集まっていただく中で、水田協を。水田協ではなかったんですけども、水田協のメンバーがほとんどでありまして、そういう部分で八頭町一本で、八頭の農業公社のほうで受けてもらったほうが、これからスムーズにいくだろうということであります。  だから、集積交付金というのは、前政権がやっておられましたもので、前向きに進んでおられた地域が、今の地域であるというふうに解釈をしていただいて、まだことし中でもいいですし、また来年、再来年も利用権設定をされるところが出てくればできるわけですから、そこで6年間の利用権設定ですから、まだ3年の期限の中で利用権設定をしていただいたらと思います。  これは、従前の流れの中での団体が、今のなかにそっくり入ってこられたということで御理解願いたいと思います。 ○議 長(森山大四郎君) 河村議員。 ○13番(河村久雄君) 金の流れ、それから利用権の設定というのは、公社を通してということになりますが、ここのそれぞれの地域というのの組織というのは、例えばこの組織はどういう経営形態をやるかということになるだろうというふうに思います。  例えば、それぞれの組織が農業経営をだれかが代表で、その集落全体の農地をだれかが、組織が受ける。組織が受けたということになると、その組織が農業経営をやるか、または農作業の受託作業をやるか、どこかの公社を経由して、そこの集落の中の団体にまた出すということになるわけで、その辺の団体はどういう形に。経営的には、その団体が法人ではないわけですが、組織化して農業経営をやるのか、作業受託だけになるのかということは、どういうふうになっていますか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) あくまで利用権設定ですから、受託農業ではありません。利用権設定の貸借ですね。だから、白紙の状態で農業公社に委任をされて、農業公社のほうが法人なら法人に利用権設定で出していくということであります。  今現在、上峰寺、下峰寺も法人化を検討中でありますし、船岡地域全体は、八頭船岡農場で検討中であります。皆原につきましては、ここも法人化を検討中というところであります。 ○議 長(森山大四郎君) 河村議員。 ○13番(河村久雄君) わかりました。法人化の中で、その経営形態はやられるということだろうと思います。  それで、もう一点でございますが、利用権の設定は、新規というふうに言われておると思っております。新規とは、どういうことを新規と言うのか。  もう一つ。例えば、今まで3年なら3年借りて利用権設定をしておったと。それが更新は続けてする場合が更新、それから1カ月か2カ月か空白をおいて、さらに6年を契約をする。そうしたら2万円が出る可能性もあるわけですが、その辺の取り扱い。  例えば、例として職員の臨時雇用とかそういう場合は、ある一定の期間があって、それが済んだらちょっと空白をおいてどこかの部署にかわるとかしたら、新しく臨時雇用だというようなことがあると思います。そういう場合の取り扱いはどうなのか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) あくまで新規事業でありまして、今まで利用権設定をされておられて更新というのは、再利用権の設定になりますけども、該当にならないと。あくまで、新規であります。 ○議 長(森山大四郎君) 河村議員。 ○13番(河村久雄君) もう一言だけ。新規というのは、空白をおいてもやっぱり新規にならないのか。それは、新規になるのは1年の空白か、1カ月の空白か、どこまでか。あくまでもそれは、新規というのはどういう解釈をしたらいいのか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) 解釈も何もなくて、新しく始められるというところでありまして、今回、白紙委任を農業公社のほうに出されて、うちは利用権設定で農地に貸し手で出しますよというのを出されるわけです。これにつきまして、農業公社のほうで、逆に言いましたら、あっせんをして、早い話がもとに返るんですけど、ここで利用権設定が成立するという話であります。 ○議 長(森山大四郎君) 河村議員。 ○13番(河村久雄君) もう一つ。この補助制度は4月から3月31日までの期間ということがあるようでございますが、国の法律のことでございますから、いつどういうふうに変わるかわかりませんが、これは今回こうした団体も出てきておるわけですが、例えば今後、来年も含めて。来年のことまで言っちゃいけませんが、本年のうちの3月末までにこういう団体が出てきた場合の対応というのは、できるでしょうか。 ○議 長(森山大四郎君) 町長。 ○町 長(平木 誠君) これにつきましては、国の予算枠があるかもしれませんが、ありましたように、22年度、23年度、24年度、3年間事業です。だから、途中に出していただいて対応できる分があるかもしれませんが、大体利用権設定というのは春先が多いと思いますけども、ありましたように、今ぱっと出ましたのは、旧政策の中でも利用権設定をやっていくという中での団体が主であります。  だからこれができたんですけども、それがなかったらできてませんが、今後新たに、また別のところがこういうことをやっていきたいということになれば、地域のもちろん皆さんもそうなんですし、公社としても、町としても対応していくということになります。 ○13番(河村久雄君) 以上で終わります。 ○議 長(森山大四郎君) これにて、13番、河村久雄議員の一般質問を終わります。  以上で日程第1 一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(森山大四郎君) 暫時休憩します。      (午後 4時13分) ◎再  開
    ○議 長(森山大四郎君) 再開いたします。      (午後 4時16分) ○議 長(森山大四郎君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 大変申しわけありませんでした。  14番、前土居議員の一般質問の中での役場内における情報伝達についての一般質問の中で、ふる里の森の件の話がございました。その中の常任委員会の審議の中で、町のほうからの差しかえをという話をさせていただきましたけれども、ここを訂正させていただきまして、議会の常任委員会の委員さんの中で、差しかえという手もあるんですという話に置きかえさせていただきたいと思います。 ◎散  会 ○議 長(森山大四郎君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。                (異議なし) ○議 長(森山大四郎君) 御異議なしと認めます。  よって、本日は、これにて散会することに決定いたしました。  本日は、これにて散会いたします。  なお、次の本会議は、6月11日、午前9時30分から再開いたします。        (平成22年6月10日午後4時18分散会)   会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。  議  長  署名議員  署名議員...